「才能とは、逃げ出さないこと」について、少しうんちくを・・・。「省エネ」を言いながら、真夜中にそーぅと、このブログ発表します。高齢者の夜は長い。けど早く寝て、「省エネ」 に努めます。

「逃げ出さないこと」の
     難しさについて(その1)


 ドラマ「フルスイング」で言われたこの言葉・・・ドラマだから、ある側面を強調して表現している面がると思うけど、
face08現実の私たちについて考えてみると、逃げ出さずに生きていくことは、すごく難しい。たとえば、いじめの渦中にいる子どもやDVに苦しむ人や人権侵害の被害者にとっては、とりあえずは、まずは逃げ出し避難することの方が正解、「逃げ出す権利もあるなんてことは事実が証明している。現実に、被害を受けている人にとっては、まわりの人を説得するなんてことは、手負いの傷を受けて、たった一人で周りの無理解に立ち向かえなんてことは、非現実的なことだ。
 
 face05諺にも「三十六計逃げるに如かず」とか「君子危うきに近寄らず」というのがある。刑法という法律にも、その第37条で「緊急避難」という規定がある。一定の条件では、逃げ出す権利を認める方が、日本国憲法第13条による「幸福追求権」の要請にかなうという考え方だ。ここで、刑法第37条と日本国憲法第13条周辺の個人の人権に関する規定を紹介すると、

【刑法】
第37条〔緊急避難〕
 自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。ただし、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。
 前項の規定は、業務上特別の義務がある者には、適用しない。

【日本国憲法】
第11条〔基本的人権〕
 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。
第12条〔自由及び権利の保持義務と公共福祉性〕 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。 
第13条〔個人の尊重と公共の福祉〕 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 
第14条〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。

です。今まで言いたかったことは、「逃げ出す」ことはかっこわるいこと・否定すべきことであって、「逃げ出さない」と言えばなにかかっこよいこと・肯定すべきことのように思われがちだが、決してそうではなく、上辺のかっこよさに振り回されることなく、人間の幸福追求のためには「逃げ出す権利」も留保して、行動の選択肢の中に「逃げ出すこと」もあり、それでもなお、逃げ出さないで対峙しようと決めたことには、そう簡単に引き下がらないぞ、ということだろうと思うのです。まわりくどい理屈でスミマセン。。。。。。「理屈こき」!!の私メの面目躍如でございます。

 kao03勇ましいかっこよいことだけが称揚されるのでなく、愚痴も言え、弱みも見せられる、そういうことに寛容な集団であって、初めてすべての人が生き生きできるのではないかと言いたかったのです。書きながら、もう一つ、うまく表現できません。以下、さらに次回以後につづけます。
 

 face08ここで、現実の生活に話を引き戻すと、特に、高齢になった私の実感から言うと、ストレスの高まる集団に居続けることは、相当な体の無理が来て、免疫力が低下し、病気の原因になってくる。現役の時なら、生活のためとか、職場における評価を気にしてとか、果ては出世を意識してとか、相当無理をしてきたけど、退職して、それらにおワンクッション置けるようになって、自分の残された人生と天秤にかけながら、毎日、熟考している。だから、一層、私は君主ではないけれど、「君子危うきに近寄らず」とか「三十六計逃げて」身の安泰を計ることがある。だけど、逃げてばかり居たら、社会との接点がなくなり、ボケの始まりになってくる。過剰なストレスも困るけど、適当なストレスもないと、脳が働かない。

 kao07日本社会では、集団ヒステリ-みたいな状況にすぐなるし、そこに浸かる方が生きやすい場面は結構ある。だけど、これはけっこう危険で、国も個人も過ちを犯しやすい要因になってくる。そこで個人の幸福を追求することが、集団ヒステリーの過ちを防ぐ理念として登場してくる、あまり、話が長いと読んでもらえないので、、次回に、ご迷惑でしょうが、小さい字のことから、とか「逃げ出してばかり居られないこと」等、話があちこちに飛ぶけれど、本人は問題提起のつもりの文をつづけます。
  

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