2008年02月16日

ポスト・エル

   哀しくも切ない会話

  最近の妻との切ない会話。 それは、我が家の犬についての話。

 我が家歴16年の犬は、最近めっきり衰えてきて、歩くのも危なっかしいほど、ヨロヨロしている。ずっと、雑種のたくましさで、食べることにも貪欲で、見知らぬ人をあれほどまでに吠えまくっていたエネルギッシュさは、今はもう影もない。
 背中をさすれば、こつんと骨に突き当たり、栄養満点風だった腰回りも、すっかり凹んでしまった。

 2年前に、我が家には、もう一匹メス犬がいた。それはクリスマスイブに、当時高校生だった娘が、近くの公園で拾ってきた雑種犬がいた。拾ったのがクリスマスイブだったから、その犬は「サンタ」と名付けた。しばらく後に、この我が家歴16年の犬を、いずれかの元飼い主から捨てられる寸前のところで、これまた、娘がもらってきて、体が大きかったから、LargeのLをとって「エル」と名付けた。だから、14年間ほど、サンタとエルの2匹の犬が我が家に同居することになった。16年前、小学生だった息子も、青春期を2匹の犬と共に過ごした。

 エルは大きく、「ウウッ」と、見つかったら叱られるものだから、人間の我々に分からないように、実は我々人間は分かっていたけど、サンタにうなって、体の小さいサンタの餌を取ったり、夏は日差しのきつい所にサンタを追いやって、自分は涼しい所で休んでた。長い年月の中で、サンタの上にエルという「力関係」が、厳にできあがってしまっていた。そういう、ストレスがたたったのか、それでも結構長命だったけど、サンタは2年前に他界した。そして、その2年後の今、エルもすっかり衰えてきている。

 だから、不謹慎だけれど、「ポスト・エル」についての、最近、次のような妻と私の会話があった。
face02エルが居んようになったら、また犬飼おう。と、妻。
face08犬、飼うたら、旅行もどこにも行けへんぞ。と私。
face02飼わな、不用心やし、寂しいし。
face08そら、そうやけど、これから犬飼うたら、14~5年以上生きること考えならん。その時、我々も75から80歳ぐらい以上、どういう状態になっているか? 我々が、病気したり、ボケたりしたら、面倒みられんようになったら、その犬可哀想やんけ。
face02face08日頃は、娘ん家で飼うてもろうて、寂しい時だけ、うちに引き取ろうか?

と、虫のよい、一応の結論が出ました。まだ、娘には、その結論のことは言っていません。「流動的」だし、娘ん家も、子育て真っ最中で忙しいからです。
  いま、パソコンを打っている部屋のドアーの向こうで、エルは、ひたすら寝ています。
犬と我々の生涯をめぐっての、哀しくも切ない最近の我が夫婦の会話でした。・・・おつきあいしてもらってスミマセン。
  

Posted by 夢想花 at 03:11Comments(0)TrackBack(0)ごめんね。
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