2008年04月28日

一瞬の短慮

 文章か詩かどういう表現の仕方が思いを伝えられるのか、何を語っても不謹慎、軽薄と捉えられるかも知れない、だから黙っている方がいいのか悩みました。ですが、今、「人の命」があまりに軽く扱われている国や世界の現実を少しでも改善できる一石になればと書きました。まだまだ思いを尽くせない、私の思慮の浅さを謝しつつ、お読みになるお一人おひとり様がお受け止め下さいますようお願いして、お送りします。


短慮 人の命 無限の苦しみ
それでも人間に手を差し伸べよう


光市母子殺害事件とその裁判
さまざまな報道がされ、
意見が交わされている

辛い 悲しい そして哀しい
 言葉で尽くせない
被害者お二人の人生と命の重さ
 被害者遺族今32歳になった本村洋さんの
  9年の苦しみの葛藤 
余人の誰もが計り知れない悲しみと衝撃

思慮深い言葉の一つひとつが胸を打つ
「笑ってもいけない」「息抜きもしてはいけない」
自責の念が 彼を襲い
憎しみ、怒り、そして犯人への殺意まで
しかし そうした中でも 
「自分一人では生きていけない」
人への感謝の思い
「犯罪被害者遺族基本法」の制定に
国を動かした
そして今 被告の元少年への思い
被告をきちんと報道する
  メディアの出現の期待まで
    記者会見で語り
同種事件の再発防止のために
 社会として 事件から学ぶ重要性を
     語られる


9年前までは 街にいるごく普通の青年を変えた事件
その犯人とされる 元少年 今は27歳


出会うはずのなかった
 被害者お二人と
 遺族の青年と
 被告の元少年
の 哀しすぎる現実の出会い


「妻と娘アルバムの続くことのない最後のページ」
      への悲しみを語る本村さん


時計の針を 9年前よりもっと前に戻せるなら
そこには 笑いも 喜びも 小さな幸せ 
      もいっぱい あったことだろう
一瞬の短慮が それを打ち砕いた


被告の元少年はどうか 心を自分で語り
次なる 最高裁は
被告の改悛の情と更生の可能性を
   審理尽くして欲しい


もし
私が近く導入される「裁判員制度」の裁判員なら
誰もが 「裁判員制度」の裁判員なら
どう審理して どう判断する?
我が身に置いて 我が人生と命に照らして
どう審理して どう判断する?


事件から学ぶこと
死刑制度の是非 終身刑 刑罰のもつ意味
元少年の生い立ちや環境
短慮に走る人を出さない子育てや教育のありかた
   家庭や学校や社会のあり方
国も 私たち個人も 学んで考えて話し合って
人間に手を差し伸べよう
被害者も 遺族も 加害者も そして私たち誰もが
 幼くして人生を断ち切られた夕夏ちゃんと
         同じ笑いを持っていた。
同じ人間 同じことで喜び悲しむ人間同士
人間が愛おしい  


一瞬の短慮が 命を奪い 人生を消していく
命 人生 命 人生 
事件は 家庭に 学校に 社会に 国に 
そして一人ひとりに
無限のことを 投げかける
 
  

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