いま 諦めないで
4月1日に、言葉を失うような悲しい事件がありました。それ以後も、“命”をめぐる悲しいニュースが続いています。そういうことが、なくなることを願って、老骨が詩(もどき)を書きました。年甲斐もなく恥ずかしい表現ですが、私が恥かく気まずさよりも、少しでも何かのお役に立つことの方が大事と、かなりの躊躇逡巡の末、Upすることにしました。今まで出会ってきた多くの子どもたちや若者を思い浮かべて、そして私の様々な失敗の経験を踏まえて、創りました。苦笑まじりにでも、お読み下されば幸いです。
いま 諦めないで
屈託なく 笑ってくれた キミ
躊躇なく 走り寄ってくれた キミ
羞恥なく ワーワー泣いたよね キミ
よかったよ
可愛かったよ
邪気もなく 思いっきり 自分のことに
一生懸命だったね キミ
友だちと 喧嘩をし
兄弟で お母さんの取り合いっこ、をし
これはボクの っと、
おもちゃの所有権を 猛烈主張
自分の方を 向いてむいてと
大人に対して 手練手管アピーール
そんな 子どもだったキミ
そんなキミが 少しずつ
自分以外のことに 気づくようになり
言葉も選んで
距離を置くように なってきた
笑顔も だんだん少なくなって
喜びを 打ち消すような 悲しみを 体験し
善意の反対側の悪意に 出会うようになった
裏切りに遭い 失望や憎しみを 心に宿した
挫折に打ちひしがれ
未来への希望を捨てようとする
そして 屈託や 躊躇や 羞恥や 絶望が
キミを射すくめて
キミの心を 支配して
キミの行動を 制約 そして規定する
閉じこもろうとするキミ
捨て鉢になろうとするキミ
でもね でもね
でもね でもね
それもアリ これもアリ なんだヨ
人間社会なんて 人生なんて
みんな そんな社会で 人生で
苦悩と友連れ 過ごしてる
時に 少し居直ってネ
どんなに 小さなことでも
むしろ 小さなことを大事にして
自分の喜び 人様のお役に立てる喜び
挑戦と失敗 そんな経験楽しんで
もっと 大きくて 深い 何かに出会うのも
新しい喜び したたかな希望
心潤ませる感謝と感動
その時に 屈託なく 躊躇なく 羞恥を超えて
フリーになって 心解き放たれ
挫折や 苦しみを 栄養に
もっともっと 笑えて 泣けて そして笑えて
まわりの人とも 近づけて
そんな風になれるから
苦しみに耐えたご褒美が あなたの心に 届くから 苦しみに耐えたご褒美が
きっと あなたの心に 届くから
いま 諦めないで
いま 深刻に考えすぎないで
いま 絶望してしまわないで
“信頼”という文字を 捨ててしまわないで・・・
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