マリンバ・コンサート

夢想花

2008年06月10日 00:31

 日曜日の昼、湖東の酒蔵さんのホールで、マリンバ・コンサートがありました。

        音楽は、いたわり

 マリンバ演奏は、奥平哲也さん。ピアノ伴奏は、渡部優美さん。今回は、5回目の「近江コンサート」とか・・・。主催は、京都滋賀でマリンバを聴く会。協力は、藤居本家。協賛は、株式会社崎山組。崎山組代表者の方より、「会社は、環境に優しい取り組みをしています。だから、環境に優しい音楽を。」とのご挨拶。
 主催した会も、そうですが、協力・協賛と、マリンバも目立っていない楽器ですが、ひとつのコトが実を結ぶまでに、それを支える裾野の広い取り組みがあるのですね。

 音声をお届けできないのが、残念。せめて、奥平さんの演奏の間の会場の聴衆に向けてのコメントの、おおよそを、前略・中略・後略でお届けします。

◆ マリンバという楽器の歴史は、まだ若い。若いから、クラシックの世界に入れなかったし、ポップスの世界にも入れる。ちょうど、マリンバは「架け橋」みたいな楽器かなぁ。

本物を、子どもたちにも見せたい。本物は、そこに心が籠もっている、と同時に、人の手がかかっている、と言うことですよネ。
・・・《マイ・コメント》人間は、慣れればすぐ手を抜きたくなりますよね。私もそう・・・。それを、強く自戒するような言葉でした。

◆ 音楽は癒すというよりは、労り(いたわり)でありたい。「癒す」という字を書けますか? (会場 笑) 「癒す」は、心が病んでる時だけに言うみたいで、私は、むしろ、音楽は「労り(いたわり)」だと思っています。・・・う~ん、なかなか含蓄のアル言葉です。

◆ 距離は遠く居ても、心は近いんですヨね。 ・・・う~ん、粋な表現!

◆ 右手を失った人のための、左手のためのピアノ・コンチェルトの話。・・・以前、テレビで、私も左手だけでピアノを演奏されている人を見ました。響きの美しさ、人間の可能性と、そう簡単にはアキラメんぞっ、奥平さんの話を聞いて思いました。


 その他も、縷々、あったのですが、紙面の都合と私のキャパシティの都合で、奥平さんのコメントはこの程度に、しておきます。「ウイリアム・テル序曲」に始まって、「G線上のアリア」・・・(中略)・・・「荒城の月」・・・(中略)・・・「砂山」「蘇州夜曲」「千の風になって」そして奥平さん作曲の「慈愛」「チャルダーシュ」「マイ・ウエイ」、アンコ-ルに応えて、2曲演奏されました。渡部さんのピアノ伴奏もピッタシで、会場の客100人余(もっと、居たかも知れない)の中の一人の私は、しばし、酔いました。2本から4本のバチ(名称は、聞いたけど忘れました)は激しく優しく動き、大げさなようですが、夢世界へ一直線でした。。。(実は、音色の優しさに、ウトウトもしました。)

 それにしても、今回、小一の孫を連れて来なくてよかった。もし、マリンバをしたいと言い出したらドナイショウ、と思いながら聴いてイマシタ。。。終わってから、会場2階ホールの下で、ちょこっと聴衆のお客さん何人かとお話をする機会があり、京都・神奈川と、音楽の、いや奥平さんの求心力は、距離を超えると感じ入ったコンサートでした。来年も、6回目があるということです。 ここで下手な一句。

マリンバと ピアノハーモニー 夏を撃つ 

《推敲》 マリンバとピアノハーモニー夏衣 

 or   マリンバとピアノハーモニー夏包む  

       ・・・どれが、いいかなぁ? どれも、大したコトないか!?


※ お釈迦さまに説法だと思いますが、マリンバについての説明は、このアドレスを開いて見てください。
http://members.jcom.home.ne.jp/jxa.marimba/shurui.html


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