ルノワール展に行ったヨ~

夢想花

2008年07月19日 00:35

 きょうは、テストだびょ~んをお休みして、昨日、ルノワール展を見に行きました、そのことについて・・・。

    ルノワール展に行ったヨ~

  かつての職場の先輩から招待券を送ってきて下さったので、京都市岡崎にある動物園近くの近代美術館での「ルノワール展」を見に行ってきました。地下鉄「蹴上駅」で降りて地表に出ると、そこは、蹴上浄水場、そして都ホテル。蹴上浄水場は、小学生の頃、遠足で行ったような記憶があります。その時、ツツジが綺麗に咲いていました。その後、これも小さい頃からの憧れだった都ホテルのロビーに入って、少し休憩・・・見るとグランド・ピアノが置いてあるではありませんか! そっと、ピアノの蓋を開けると・・・開くっ! そこで小さな音で、ポロロンと弾くと、音色が本当に素晴らしいっ!。
そこで、椅子に座って、小さな音で、「グリーンスリーブス」を弾き出しました。ホテルの人が来ても「お客さん、困ります」との“注意!”がない、さすがー、太っ腹! そこで、少しだけ音を大きくして、「なごり雪」など5曲、小さくポロロンと弾いてしまいました。暗譜でできる私のネタも尽きてしまいましたので、ピアノの蓋を閉めて立ち上がると、近くのソファーに座っていた何人かのお客さんらしき人も、立ち上がり、その場を離れていきました。拍手はナイ、だけど、聞いて下さっていたんだ!、ホテルの人、私メの不作法をごめん!そして、その寛容さにおおきに!、ピアノの音色グ~っ!、もっと弾きてぇ~!・・・さまざまな思い複雑に、ホテルを後にして、南禅寺界隈をぶらぶら歩いて、美術館に着きました。この辺は、子ども時代から青春のさまざまな思い出が、ふつふつと甦ってくるところです。


  美術館は凄い人の出でした。ルノワールという人は、生涯で2000点とか200点とか? 掲示物を読んだけど、記憶が不鮮明。会場はメモ用具持ち出し禁止でした!の肖像画を描いたらしく、展示画の多くが、家族や身近な人の肖像画でした。人物が明るく、温かく描かれていました・・・とは、説明書などからもそうですが、私もそう思いました。

  だけど、ルノワールさんがどうのこうのではなく、一般ロン的に言うと、例えば、小説や歌は、直接こちらの感性に響いて、楽しいとか面白いとか、悲しいとか懐かしいとかの感想を持てる。それに対して、絵は、見る側のコチラになにか技術や絵の歴史などについての造詣がないと分かりにくいように思うのです。無造詣・絵音痴の私は、よい、と聞かされば「よい」と思わなきゃ~アカンみたいな気もするし、少し敷居が高い。絵そのものをじっくりと見るよりは、展覧会場の雰囲気に身を置いて感じ入る・・・そんな、例によって、ややひねくれた感想を持って、会場をあとにした夢想花デシタ。折角、招待券まで送ってきて頂いたのに・・・。ですが、絵や会場のビデオ映写を通して、イママデ、名前は聞いたことがあるけれど、ほとんど関心のなかったルノワールさんの人柄と生涯の一端に触れることができて、我が身と同じく、家族や人にサマザマな思いを持ったオジサンだったのだと、親近感を持つようにナリマシタ。それに、ルノワール自家製の版画販売のお姉さんと少しお話できてラッキーでした。  


※ ルノワールさんやその展覧会についての情報です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB

http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2008/365.html


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