ある町の老人会で・・・
昨日、ある町の老人会に参加し、ちょこっと話させてもらい、それに私の下手なキーボードの演奏で参加のみなさんに唄を歌って頂きました。演奏は、上がり気味でやや間違えましたが、「さくら」などを歌い、少し前の懐かしい歌「なごり雪」を弾きました。
参加者は、75歳以上の方が多く、座談会のような形で進みました。子どもの頃の戦争の話や食糧難、それに最近は、インターネットや携帯電話のメールから取り残されたり、だから、若い人との話も合いにくくよう怒られてます、といったこと。昔は、親の後を継いでいくことが一つの大きな生き方だったけど、今は親と関係ないところで生きていくことが収入も増えて行くみたいで、だから若い人が村を出て行くし、だから今、小学生の数もうんと減っている、お話もされました。若輩者の私も、初めは遠慮がちでしたけど、司会の役員の方に促されると、しゃべりたがりの私のコトですから、脱兎の如く、次のようなことを言いました。
そして、これから・・・
1 楽しいことをする、楽しむ、そして柔らかい感性
学ぶ、我以外皆師なり お互いの夢や願いを大切に
老若男女の交流 若い人から学ぶ視点を持つ
趣味の世界から広がる
テレビ・新聞・世相・事件から学ぶ・・・アンテナを高く、柔らかく
活動を楽しむ 楽しいことを活動に持ち込む
2 一つ“使命感”と感謝
私たちは、戦争・戦後の混乱期・貧困という
大変な時代を生きてきた。
しかし、人間関係の面では、よきにつけ、悪しきに濃密だった。
親の苦労する姿も見えたし、親への尊敬・感謝も持てた。
近所の大人から、よく注意もされたし、可愛がってもらった。
いま、若者や子どもたちは、希薄な人間関係の中で
“生き方”を確立できず苦しんでいるのではないか?
秋葉原の通り魔殺傷事件は、なぜ、起こった?
今、テレビやお笑い芸の影響で、年寄ることが嘲られ、
老若の分断が進んでいる。
→→日本の将来の危機。高齢化社会を支えるのは誰?
・・・人生の先輩として、高齢者はどう考え、行動する?
3 “引きこもり”からの脱出
・・・外へ出よう、健康のためにも
子どもたちに声をかけましょう! 若者と交流しよう!
子どもは、たとえ反発したように見えても、
大人からしてもらったことは覚えていて、
いつか社会にお返しをしてくれる。
表へ出て、挨拶をしよう! 社会に、自分なりに働きかけよう!
4 お節介のススメ お節介の復権
・・・“新”井戸端会議を。もちろん人権への感覚は鋭敏に・・・
老若の接点・交流→→老人会への期待
豊かな経験と技術→→お役に立てる
だから、外へ出て、まず、私から声をかけよう!
感謝! 元気! しなやかに、そしてしたたかにお節介を。
参加者の方も役員さんも、何かをと思いながらも、悩んでおられるようでした。終わってから、会館の外でタバコを吸っている男性会員さんが、「川柳もいいなぁ、川柳で会員も楽しめて、若い人に少し発信できないかなぁ」というようなことをおっしゃり、ひとしきり会話が弾みました。もちろん、お節介の私のことですから、「タバコの吸い過ぎには、気をつけましょう!」との余分な一言も交えて・・・。なにか、みんなで楽しめて、若い人たちにも働きかけられる・・・そんな活動が始まりますように・・・楽しみです。
※ そんな訳で、オリンピックは、あまり見られませんでした。女子ソフトボールと野球を少し見ました。ソフトは、投手の球の速さと長打力にびっくり。野球は日本チームの丸刈り“ブーム(?)”にやや違和感。気持ちは分からんでもないけど・・・実は私も若い頃、したことアリマスカラ・・・。
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