夢
夢
数時間前に見たNHK土曜ドラマ「フルスィング」に感動しました。これは、元プロ野球打撃コーチの高畠導宏さんの実際にあった話をドラマにしたものですが、主人公は58歳で教育実習に行った高校の生徒にこう語ります。
夢は それを持つ人を 強くし、励まし、道を照らしてくれる と。
さらに、彼のモットーは
大きな目、小さな口、優しい心 です。
主人公は、生徒たちに「夢」を語ることを求めます。これに触発されて、この私メも「夢」を語ります。
・・・私は、今64歳、「夢」があります。定年退職時に、息子にも、若い人たちにも、将来は「オールド・シンガー・ソング・ライター」になることや、と、半分冗談交じりに話しました。いつか弾き語りできることを夢見て、ピアノの練習もして、詩みたいなものも創ったりしています。作曲は難しくて、何曲書いても、似たような曲調のワン・パタ-ン。才能のなさに、また、ピアノも始めた時期が遅すぎて(定年退職後)、また練習もままならず、ともすれば「夢」が、ポシャリ気味になります。年齢(老化)との競争もあるし、耳が遠くなってしまったら、夢は遠くに霞んでいってしまいます。ベートーベンは、耳が聞こえなくなってから、名曲を創ったやないかと、引き合いに出すのもおこがましい大作曲家を夢想して、慰めたりしています。だから、毎日が夢の放棄への誘惑との闘いです。
・・・主人公のモットーの「大きな目、小さな口、優しい心」は大いに参考になります。だけど、私の今までの人生を反省してみると、よく観察する癖があるから多分「大きな目」であろう。いや、関心事に濃淡があるから、事によっては「中」かな「小」かも?・・・「優しい心」は自分から言えるものでもないし、ただ「優しい心」を大切に思ってきたことは事実です。致命的なのは「小さな口」・・・声高にものを言い、しゃべりすぎ、汗顔の至りの「大きな口」一色の人生でした。だけど、いつか、ピアノの調べに乗せて、私の「大きな口」でメッセージを送りたい・・・これが、私の「夢」です。耳を大切にし、脳を大切にして、ストレスを溜めず、栄養は妻が気を遣ってくれているので喧嘩しながらも感謝、体を鍛え、いつかピアノに乗せて、「大きな目」で見てきたことを「優しい心」でコーディネートして、「小さな口」ならぬ「大きな口」で伝えたい、と念ずる私です。これも、私の「大きな口」の発露?!
いつか、私がオールド・シンガー・ソング・ライターとして、デビューしたら、ブログをご覧の皆さま、少しでいいから注目して、CDを買ってください(笑)。もうひとつの夢は、ナイショ?!
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