高校入試で「国語」のリスニング導入と「にらめっこ」遊び

夢想花

2008年01月24日 08:36

高校入試 「国語」のリスニング導入
「にらめっこ」遊び

 最近のニュースに、高校入試で、英語は既に実施されていますが、国語にも「リスニング」を導入する府県が増えたという報道がありました。実施する背景に、

人の話を十分聞くことができない生徒が増えた

そうです。教師の指示を聞き逃して、教師が何度も言い直さなければなならい、という現実が増えた、らしいのです。

 幼い頃から、テレビいっぱい環境で育てられ、ゲームに明け暮れて、自動販売機でモノを買ったり、人との向き合った会話の体験が少ないということが増えたらしいのです。確かに、私の子ども時代(昭和20年代)は、テレビも今時のゲームも自動販売機もなかったし、何をするにしても、人と話さなければ生活できませんでした。今は、人と話さなくても、なんとなしに一日が過ぎてゆく、ということが、子どもだけでなく、大人もそうですよね。私も退職後、しばらくは、テレビ相手に家族以外の誰とも話さない日がつづきました。こんなことしていたら、ボケてしまうと、一念発起して、何やかやし出したのも、人とのつきあいが恋しいからでした。ま、それはともかく・・・。

 人と話さなくてもなんとなく一日が過ぎて、それが当たり前になってくると、人の顔を見て対話する能力の弱い子が育つのは、十分、あり得ることと考えられます。そこで、またわらべうたや昔からの遊びの世界を紹介するのですが、人と人が向き合わざるを得ない遊びである「にらめっこ」はどうでしょう? ということで、きょうは「にらめっこ」遊びを紹介します。


 一つ目は、私が小さい頃に遊んでいた、
 。。。だーるまさん、だーるまさん、にらめっこしましょう。笑う(わろう)たら駄目よ、うんとこどっこいしょ。。。
と言って、対面する二人が目を開いてみて、笑ったり、ひるんだりすると“負け”という遊びです。
 


 二つ目にご紹介するのは、遠野の「にらめっこ」です。
 。。。だれーとだーるまと うーさぎときーつね わーらったらげーんこ あっぷー 。。。
と言って、にらめっこします。勝敗の決し方は、一つ目の「にらめっこ」と同じです。



 遠野には、にらめっこの上級編として「一兵衛さん」遊びもあるようですが、これから私もさらに勉強しいきたいと思っています。
 みなさんも、どれかの「にらめっこ」遊びを、お子さんやお孫さんとされて、少しでも人と向き合う機会を増やされてはどうでしょうか? ということで、再び、浅学未熟を顧みず、お節介を承知しつつお送りしました。
             2008(平成20)年1月24日


 


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