大人の悪智恵? あの手この手
昨日号とは、続いているような、いないような話です。
昨夕、娘婿が職場の一杯飲みとかで、それに、疲れているのだろう、娘と妻が口喧嘩をしたので、私が、夕方から夜にかけて、娘宅でお手伝い。話は、小2になったばかりのお兄ちゃん孫とのかけあいの一部を披露します。 ・・・ 《 》内は、私が得た教訓です。エラそうに、ご披露して、すみません。
孫に あの手 この手
① お兄ちゃんは、マンガに夢中。隣の部屋が電気点けっ放しだったので、「消してきて」と言ったら、無視決め込み、または、何やかや言ってイヤがる。そこで、私は環境問題の話をちょっとしたら、孫も学校で習っているらしくて、けっこう喰いついてきた。私も、調子に乗って“低炭素生活の重要性”をウンチク・・・。それからは、 「はい“環境問題”!」 と言って、指で示したら、電気を消しに行くようになった。「はい“環境問題”!」→→隣室の電気、「はい“環境問題”!」→→台所の電気と・・・。
→→《私の作戦・・・ダレだってゲームは楽しい。だから 「ゲーム化して、やや記号化して、働きかけましょう」 》
② やがて、話は、吉本のタレントさんのギャグ「グ~」の話、それから「そんなのカンケ~ねぇ!」の話になった。途端にいきなり、音楽を鳴らして踊り出した。1歳の弟孫も、きゃ~きゃ~言って踊り出す。朝青龍関に似た弟孫は、私にも踊れ、と手で示す。私も、そういうことには嫌いでないので、一緒に踊る。娘も、ややメタボ傾向の体躯をゆらしながら踊る。お兄ちゃんの「そんなのカンケ~ねぇ!」の声と踊りは絶好調!
→→《私の作戦と言うより本性で、自分自身も楽しみましょう! ギャグは、子どもとの“共通語”では、ないでしょうか?》
③ ひとしきり踊った時間が過ぎて、お兄ちゃんと入浴。学校の話、友だちのことあれこれ、「俺」と自称して話す。やや、生意気ぶっている。
→→《私の留意点・・・子どもの“自尊心”をくすぐりながらも“尊重”・・・》
④ 先に風呂から上がって、その後、風呂に娘と入った弟孫を待つ。やがて、タオルを頭から被った弟孫が登場。「はい、お兄ちゃん、弟の頭と体を拭いたって!」と私。「えっ、オレが?」とお兄ちゃん。そこで、お兄ちゃんに、
《兄の自覚を促す、“おだて”作戦敢行! それから、いつまでも「おばあちゃんもおじいちゃんも生きてへんのやから、お前もできるだけ親を助けなアカン」と言ったら、お兄ちゃんは「そんなこと考えたらスゴク怖いねん」と言う。 実感!!! そうだろうなぁ、私も小学生の頃、本当に、死んだらどうなるのやろう、と考えたら怖かった》 。
「頭は、タオルでこすったら痛いので、タオルの上から、手のひらでこすったって!」と私。 《私も、子どものころタオルでこすられるのがイヤだった》 。それから、おむつ、シャツ、ズボンを順に渡して、兄がするのを待つ。娘が風呂から上がってきて、自分でしようとするのを制して、お兄ちゃんにやらせ切る。気候が暖かくなってきたから、これができる。きゃーきゃーと逃げようとする弟孫のタイホ役は、私の役割。シャツのボタンを留めるお兄ちゃんと弟の目が合って、少し感動ドラマチックな瞬間もあった。
→→《何やかや言って、最後まで、やらせ切る“成就感”が大切。基本的には、私がラク(楽)したいのだけれど》。
総じて言えば、《私もラクしたい、楽しみたい、たまにするから“余裕”もできて、“楽しめる”のかも・・・。そして何よりも、“平和”なこの瞬間を愛おしく思える“幸せ”に感謝》。《それに、この作戦も、いつまで成功することやら・・・(泣! トホホっ!)》
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