バス旅行から・・・頑張れ、ニッポン!

夢想花

2008年10月15日 00:06

 雨降る中、町内会の高齢者ふれあいバス旅行に参加しました。


頑張れ、ニッポン! 伝統工芸!


  前日と打って変わってずーっと雨。琵琶湖西、白髭神社→→マキノピックランド→→しんあさひ風車村→→藤樹の里あどがわ、の行程でバスは走りました。バスから降りても雨なので、デジカメも出せず写真撮影もままならず、マキノピックランドのメタセコイアの並木道散策もヨン様のようには決まりませんでした。



  藤樹の里あどがわでは扇子の骨(扇骨)づくりを見学、そのあと扇子の図柄を描きました。というより、絵心のない私の場合は、それらしきものを描いた、という実習らしきものをした、というのが正確な記述。

  扇子づくり職人さんの話・・・今から350年ほど前から、この地で、農家の副業として始まった。地元の竹を大事に使って、ずっと安曇川の人は守り続けてきたけど、そして今の時代、収入面等で若い後継者が出て来にくい。。。そして、安い扇骨を求めて、技術が中国に流れ、中国から安価な扇子が入ってくるようになった。その分、安曇川での扇づくりが圧迫されていいる。。。。。とのことでした。

  私は、外野席からもの申しますが、という前提で、「若い人たちも、やりがいのある仕事を求めている。人材を広く募集し、この伝統が途切れないよう、行政とも連携してより発展し、後継者が育つ方策に頑張ってほしい」と、例によって一言余計を言いました。



  それにしても、多くの地で、伝統工芸や産業の後継者難が言われて、今の代で途絶えていくようなことが言われて久しい! 地球汚染と温暖化で、生物の種の“絶滅”の危機が叫ばれていますが、生物の種と同様、伝統工芸も、一度失われたら、回復が絶望もしくは困難という事態になってしまう。経済至上主義だけではなく、本当の豊かさとは何か? 頑張れ、ニッポン! スポーツの世界だけでなく・・・。政治も、どうか、本腰を入れなければ取り返しのつかないことになってしまう!!


※ 扇子づくりについてのアドレスです。ぜひクリックして下さい。
http://www.jungle.or.jp/adogawa/tokuhan/takesetu.htm
https://www.kkr.mlit.go.jp/road/aiai/winter56/pdf/03.pdf


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