鳩山首相施政方針演説②・・・人・世界・地球

夢想花

2010年02月02日 02:11

  鳩山首相施政方針演説の続きです。美しい言葉・・・どうかこれを現実の政策に、結実させて欲しい。



鳩山首相施政方針演説②                               ・・・人・世界・地球・・・



いつ、いかなるときも、
人間を孤立させてはなりません。


  一人暮らしのお年寄りが、誰にも看取られず孤独な死を迎える、そんな事件をなくしていかなければなりません。誰もが、地域で孤立することなく暮らしていける社会をつくっていかなければなりません。



世界のいのちを守りたい。
  これから生まれくる子どもたちが成人になったとき、核の脅威が歴史の教科書の中で過去の教訓と化している、そんな未来をつくりたいと願います。
 世界中の子どもたちが、飢餓や感染症、紛争や地雷によっていのちを奪われることのない社会をつくっていこうではありませんか。誰もが衛生的な水を飲むことができ、差別や偏見とは無縁に、人権が守られ基礎的な教育が受けられる、そんな暮らしを、国際社会の責任として、すべての子どもたちに保障していかなければなりません。

 今回のハイチ地震のような被害の拡大を国際的な協力で最小限に食い止め、新たな感染症の大流行を可能な限り抑え込むため、いのちを守るネットワークを、アジア、そして世界全体に張り巡らせていきたいと思います。



地球のいのちを守りたい。

 この宇宙が生成して百三十七億年、地球が誕生して四十六億年。その長い時間軸から見れば、人類が生まれ、そして文明生活をおくれるようになった、いわゆる「人間圏」ができたこの一万年は、ごく短い時間に過ぎません。しかし、この「短時間」の中で、私たちは、地球の時間を驚くべき速度で早送りして、資源を浪費し、 地球環境を大きく破壊し、生態系にかつてない激変を加えています。約三千万とも言われる地球上の生物種のうち、現在年間
約四万の種が絶滅していると推測されています。現代の産業活動や生活スタイルは、豊かさをもたらす一方で、確実に、人類が現在のような文明生活をおくることができる「残り時間」を短くしていることに、私たち自身が気づかなければなりません。
 (つづきます)


【ここで、蛇足、恥ずかしながら、夢想花的感慨の詩(もどき)です】

    繋がっている、絡まっている

みな、繋がっている、絡まっている
人も、他の生物も、世界も、地球も
そして、
過去も、現在も、未来も

延々と、累々と、果てしなく
繋がっている、絡まっている!
だけど、
その一つひとつが、一部いちぶ、一個いっこが
大変で、かけがえのないものであること

大変で、かけがえのないものが
果てしなく、延々と、累々と
繋がっている、絡まっている


偶然と必然が、
自然と人知が
綾織り成して
有り難くありがたく、有るのが難しいはずなのに
繋がっている、絡まっている!




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