市行政改革推進委員会
名もなき一市民の声を!!!
昨日と言っても、数時間前、私は我が市の役場の委員会室での会議に出席していました。その名は、「行政改革推進委員会」。私は、その中で役場の募集に応じた公募委員を勤めています。
定年退職後、いわゆる新興住宅団地に住む人間は、特に男性は、旧の字の人のように、お寺や神社の役に当たることもなく、地域の役にも輪番か抽選以外に当たることはなく、その意味では気楽だけれど寂しい孤独な生活に入ります。自分から、積極的に何かを求めて行かないと、家の中でテレビ相手に、家人以外の誰とも話さないという状態になります。私も、定年後、しばらくは孤立したような状態になって、食っちゃ寝の生活がつづき、「このままではヤバイぞ! ボケてしまうぞ!」と考えまして、ピアノを本格的に始めたり、シルバー人材センターさんに入会してそのお世話で週何日か短時間ずつでも働くようになりました。
定年後しばらくのエアーポケットへ蟄居しているときに、市の広報冊子で「市の行政改革推進委員会委員」の募集を知り、私は「住民の、住民による、住民のための市政」・「旧制度(アンシャン・レジーム)への固執をやめて、アンテナを高く鋭敏に、市民の声を聞き、市民とのパートナーシップの構築を!」と訴える文を書いて、また20代後半から当市に住み着いて当市でお世話になった恩返しということから応募し、5名の公募委員に採用されました。若いときから、住み着いた新興住宅団地で自治会興しに関わり、憲法で保障されている「信教の自由」に配慮しながら地蔵尊の建立に参画し、「新興住宅団地の子どもたちにもふるさとを」という願いから、いろいろ活動してきました。〔何か自己PRみたいですが、それは本意ではなく、きょうは、極めてまじめに冗談抜きで、このブログの文を書いています。いつもも、まじめですが・・・〕
委員会には、他に、大学の教師とか会社経営者や既存の何かの住民自治会の関係者等、いわゆる有識者委員が5名、そこへ市の担当者が入って、「市の行政のあり方、行政改革の方向や計画」について話し合っています。
方向や計画、と言っても、市行政の担当者が原案を細部まで創り、素人同然の委員(特に公募委員)がそれにもの申して、訳が十分分からぬうちに2時間半ほどで閉会という状態が、ここ数年、しかも年に多くて4~5回ほど、今年度は2回、基本的には役場内の仕事の進捗の都合の範囲内で開催されるという状態が続いていました。
それでも、委員会は毎回議論が燃え、特に公募委員は市民ですから、市民としての立場、感覚から意見を言ってきました。私も、 「行政改革は、お金(経費)だけの改革ではない。お役所から市民に発せられる言葉や行政の姿勢・体質・あり方や市民との連携のあり方の改革も、行革委員会の重大な課題だ」 と言い続けて、行政施策の優先順位のあり方や不公正さについて意見を言い続けてきました。
こうしたことを書くのに勇気がいります。ただ子や孫の代によい郷土を残してやりたいという思いが強く、書くことを決意しました。
政治への無関心が社会問題になってます。一人ひとりが、身の回りのことに目を向けることから、町造りは始まります。
長くなりますので、明日に続けさせて頂きます。
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