命の輝きを

夢想花

2008年04月06日 18:15

    どうか 命の輝きを

 筆が突然に止まってしまいました。拓海くんの悲劇と詩に、このブログでいつものように冗談交じりの文を書く気も起こらず、数日を経てしまいました。しかしそれ以後も、悲劇は次々と起こっています。そうした中で私は考えました。私にできることは何か・・・やはり私は、以前にも言いましたが、「命の輝き」につながるメッセージを発信していこう。だから表面的には、冗談交じりの文もあるかも知れないけれど、拓海くんに象徴される多くの夢破られし人たちの思いを、いろいろな機会に、様々な表現で伝えていこうと、考えるに至りました。無数の「命の輝き」が持ち寄られて世を明るくすれば、少しでも、悲劇は少なくなるのではないか・・・そんな思いを込めて、このブログもいつまで続くか分からないけれど、書いていきます。


     命奪われし者の声

   命奪われし者の声
  命奪われし者の悲鳴
  命奪われし者の叫び
  命奪われし者の抗議

  憤怒
  絶望
  恐怖
  暗澹

  言葉なく
  言葉発せず
  言葉の無力に怯え
  言葉の意味を失っていく

  人は 今 命 奪われし者の 
    無念の思いに 気づいているか
    封印された口惜しさに 気づいているか 

  人生を奪われ
  人生をねじ曲げられ
  未来を断ち切られ
  過去や現在の織りなす綾が捨てられる

  永遠の未来と
  連綿たる過去と
  遙か広がりを持つ現在が
              断ち切られる


  今 世界で 日本で 身の回りで
  命奪われし
  命絶たれし
  命軽んぜられた 人の怨嗟が満ちている

  立ち止まって 目を凝らそう
  立ち止まって 耳を傾けよう
  立ち止まって 考えよう
    そして
  立ち止まって 声を出し
  声をかけ 声寄せ合って
    人の 怨嗟を 語り継ごう

  当たり前の笑いと 
  当たり前の喜びと
  当たり前の感情の行き違いと
  当たり前の前の悲しみを断ち切られた
  人の哀しみに 
       気づいているか 気づこうとしているか




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