私のノスタルジア

夢想花

2008年06月16日 01:23

 ここ数日、悩んで創った詩(もどき)です。エラそうに言うな! とお叱りを受けるかも知れませんが、あくまで、私の経験に基づく個人的な感懐です。少しでも、お酌み取り頂ければ、幸いです。

  私のノスタルジア
    私の社会

私の思いこみ ノスタルジア
だけど 私は訴えたい


戦後、人は働いた
廃墟の中から、生きるため生きるために働いた
子どもたちにひもじい思いをさせたくない
子どもたちは、そうした親の姿を見て育った。
自分自身が空腹なのに
子どもたちに食べさせてやりたい
人は働き 親は働き 大人は働いた

そんな人の姿を 子どもたちは見ていた
いつか親を助けたい いつか親を楽にしてやりたい
貧しい中で 食べさせてくれた大人たちに 恩返しがしたい
高校進学率も低く
高校へ行けた子は 
高校へ行けなかった中学校の同級生の思いを胸に
高校で勉強した

きのうまで子どもだった 中卒で働く同級生が
見る見る大人びてゆく
そうだ ボクもうかうかしてられんなぁ


隣で 大人への階段上る 友
勉強って何だ 人生ってなんだ
 ♪ぼろは着てても こころに~ 錦♪
「少年よ、大志を抱け」
モノはなくとも “希望”があった

青雲の志・・・そんなことを徹夜で話し合ったりもした
友数人と 狭い部屋に雑魚寝して
よいことも 悪さすることも 語り合った



昭和30年頃から始まって
1960年代に 本格的化した 高度経済成長
モノがどんどんつくられ 売られ 捨てられていった
「消費は美徳」「大きいことはイイことだ!」
かけ声に踊らされ 人はモノを捨て出した
こころも捨て出し モッタイナイは死語になっていった

しかも今、格差が「モノ豊かな世界」を切り裂いている!


所得が上がり 垣根の低かった家と家の境目が
高い塀に囲まれ出して
人と人の交流が 失われていった


孤独・孤立
ちょっと声をかけることにも 警戒する


「雨やでぇ~ 洗濯物入れや、
居やらへんのかいなぁ~ 私が入れといたろう」
「ぼん、そんなことしたら、アブナイでぇ~!」

そんな言葉が 人の口から消え
孤独 孤立 
うわべだけの“取り繕い”が氾濫する


近所の 世話好き・お節介のおばさん・おじさんの
今、仲人は絶滅危惧種
井戸端会議もなくなって
老若の交流はなくなった
子育ての助け合いも減り 生活の知恵の伝承も減り
若い親の孤立が進んだ 人の孤立が進んだ
子どもたちへの声かけも減り
子どもたちも孤立した


孤独 孤立 虚無 絶望
若者は 年寄りを敬遠し
年寄りは 自分の世界に入り込む

 
何でもあって“希望”がない
人は だけど 愛を求めてる
人は愛されて 人の中で 成長するのに・・・

日本は どうなる?
豊かな社会の 爛熟した文化
文化の粋が この国に集まったよう・・・
だけど 文化の根本は 人だろう!?
豊かさは 誰のためにある・・・?
政治への無関心をやめ 政治を“庶民の目線”に取り戻そう


助け合いの中で見られる 子どもたちの目の輝き
もう一度 お節介
もう一度 もう一度 出しゃばりおばさん・おじさん
今 この時代に もう一度 復権を


もう一度 お節介
もう一度 もう一度 出しゃばりおばさん・おじさん
今 この時代に もう一度 復権を!
そして 人の目に輝きを! 人の心に優しさを! 
      そして “不公正”への許さぬ怒りを 投票に!
 




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