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2016年08月09日

71年前の朝11時2分、人類史上、絶対悪の惨劇がまた起こされました。長崎市平和祈念宣言です。

71年前の朝11時2分、人類史上、許されない惨劇がまた起こされました
  71年後の今日、長崎平和祈念式典が開かれ、そこで、
  長崎市長から、世界に発せられた【平和宣言】です。
     宣言の意味を、噛みしめたいと思います。

           ★ ★ ★ ★ ★

 1945年8月9日午前11時2分、
米軍機が投下した一発の原子爆弾が、
上空でさく裂した瞬間、
長崎の街に猛烈な爆風と熱線が襲いかかりました。
あとには、
黒焦げの亡骸、
全身が焼けただれた人、
内臓が飛び出した人、
無数のガラス片が体に刺さり苦しむ人があふれ、
長崎は地獄と化しました。

 原爆から放たれた放射線は人々の体を貫き、
そのために引き起こされる病気や障害は、
辛うじて生き残った人たちを
今も苦しめています。

 核兵器は
人間を壊し続ける残酷な兵器なのです。

 今年5月、
アメリカの現職大統領として初めて、
オバマ大統領が被爆地・広島を訪問しました。
大統領は、その行動によって、
自分の目と、耳と、心で感じることの大切さを
世界に示しました。

 核兵器保有国をはじめとする
各国のリーダーの皆さん、
そして
世界中の皆さん。
長崎や広島に来てください。
原子雲の下で
人間に何が起きたのかを知ってください。
事実を知ること、
それこそが
核兵器のない未来を考えるスタートラインです。

 今年、ジュネーブの国連欧州本部で、
核軍縮交渉を前進させる法的な枠組みについて
話し合う会議が開かれています。
法的な議論を行う場ができたことは、大きな前進です。
しかし、
まもなく結果がまとめられるこの会議に、
核兵器保有国は出席していません。
そして、
会議の中では、核兵器の抑止力に依存する国々と、
核兵器禁止の交渉開始を主張する国々との
対立が続いています。
このままでは、
核兵器廃絶への道筋を示すことができないまま、
会議が閉会してしまいます。

 核兵器保有国のリーダーの皆さん、
今からでも遅くはありません。
この会議に出席し、議論に参加してください。

 国連、各国政府及び国会、
NGOを含む市民社会に訴えます。
核兵器廃絶に向けて、法的な議論を行う場を
決して絶やしてはなりません。
今年秋の国連総会で、
核兵器のない世界の実現に向けた
法的な枠組みに関する協議と交渉の場を設けてください。
そして、
人類社会の一員として、
解決策を見出す努力を続けてください。

 核兵器保有国では、
より高性能の核兵器に置き換える計画が進行中です。
このままでは
核兵器のない世界の実現がさらに遠のいてしまいます。

 今こそ、
人類の未来を壊さないために、
持てる限りの「英知」を結集してください。

 日本政府は、
核兵器廃絶を訴えながらも、
一方では
核抑止力に依存する立場をとっています。
この矛盾を超える方法として、
非核三原則の法制化とともに、
核抑止力に頼らない安全保障の枠組みである
「北東アジア非核兵器地帯」の創設を
検討してください。
核兵器の非人道性をよく
知る唯一の戦争被爆国として、
非核兵器地帯という
人類のひとつの「英知」を行動に移す
リーダーシップを発揮してください。

 核兵器の歴史は、不信感の歴史です。

 国同士の不信の中で、
より威力のある、より遠くに飛ぶ核兵器が
開発されてきました。
世界には未だに
1万5000発以上もの核兵器が存在し、
戦争、事故、テロなどにより、
使われる危険が続いています。

 この流れを断ち切り、
不信のサイクルを
信頼のサイクルに転換するためにできることの
ひとつは、
粘り強く信頼を生み続けることです。

 我が国は日本国憲法の平和の理念に基づき、
人道支援など、世界に貢献することで信頼を広げようと
努力してきました。
ふたたび戦争をしないために、
平和国家としての道を
これからも歩み続けなければなりません。

 市民社会の一員である
私たち一人ひとりにも、できることがあります。
国を越えて人と交わることで、
言葉や文化、考え方の違いを理解し合い、
身近に信頼を生み出すことです。
オバマ大統領を
温かく迎えた広島市民の姿もそれを表しています。
市民社会の行動は、
一つひとつは小さく見えても、
国同士の信頼関係を築くための、
強くかけがえのない礎となります。

 被爆から71年がたち、
被爆者の平均年齢は80歳を越えました。
世界が
「被爆者のいない時代」を迎える日が
少しずつ近づいています。
戦争、そして
戦争が生んだ被爆の体験をどう受け継いでいくかが、
今、問われています。

 若い世代の皆さん、
あなたたちが当たり前と感じる日常、
例えば、
お母さんの優しい手、お父さんの温かいまなざし、
友だちとの会話、好きな人の笑顔…。
そのすべてを奪い去ってしまうのが戦争です。

 戦争体験、被爆者の体験に、
ぜひ一度耳を傾けてみてください。
つらい経験を語ることは苦しいことです。
それでも語ってくれるのは、
未来の人たちを守りたいからだということを
知ってください。

 長崎では、被爆者に代わって
子どもや孫の世代が
体験を語り伝える活動が始まっています。
焼け残った城山小学校の校舎などを
国の史跡として後世に残す活動も進んでいます。

 若い世代の皆さん、
未来のために、
過去に向き合う一歩を踏み出してみませんか。

 福島での原発事故から5年が経過しました。
長崎は、放射能による苦しみを体験した街として、
福島を応援し続けます。

 日本政府には、
今なお原爆の後遺症に苦しむ
被爆者のさらなる援護の充実とともに、
被爆地域の拡大をはじめとする
被爆体験者の一日も早い
救済を強く求めます。

 原子爆弾で亡くなられた方々に
心から追悼の意を捧さ)げ、
私たち長崎市民は、
世界の人々とともに、
核兵器廃絶と恒久平和の実現に
     力を尽くすことを
ここに宣言します。

2016年(平成28年)8月9日
長崎市長 田上 富久


presented by
パッヘルベルによろしく
http://news.nifty.com/cs/world/chinadetail/rcdc-20100305001/1.htm"> presented by 地球の名言 http://news.nifty.com/cs/world/chinadetail/rcdc-20100305001/1.htm
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この記事へのコメント
一つ気付いた大間違いが

原爆から放たれた放射線

確かに放射線による影響も有るでしょうが、じゃあ後から救助で現場に入った人達は放射線を浴びてませんから、病気になりませんよね?

放射線は、直撃された人達だけに作用します

この場合、ウランやプルトニウムなどの放射性物質と言い換えるべきです

残留ウランやプルトニウムの粒子が体内に入ったから、後に現場へ来た人達も被曝したのです

被爆と被曝は、意味が全く違います

その認識が甘いから、こうした甘い文言になったのでしょう

長崎市長たる者が、この程度の知見では、笑い者になるだけです

長崎市長なら、もっと学ぶべきです
Posted by いつもの奴 at 2016年08月10日 01:29
それと、焼けただれたり、ガラスを浴びた人達や、内蔵が飛び出した人達は、放射線や放射性物質による被害ではありません

被曝ではなく、被爆による被害です

爆撃による熱線と爆風による被害です

ですから、直撃で亡くなられた方々のほぼ99%は、被曝ではなく被爆による死者です

その認識も甘いとしか言えません

長崎市長たる資格がない
Posted by いつもの奴 at 2016年08月10日 01:33
日本語で表記された場合には、似たような単語を勝手に脳内変換して文章の意味を理解しようとしますから、何が言いたいのかはどうにか伝わるでしょう

しかし、英語などの外国語に翻訳された場合には、全く意味の違う単語になるでしょうから、かなり意味不明な文章になるでしょう

大事な行事で日本を代表して発言するなら、もっも原爆を学び、文章を深く考察してから発言するべきです

とにかくマヌケとしか言えず、恥ずかしい
Posted by いつもの奴 at 2016年08月10日 01:39
いつもの奴さん

そこまで言いますか?!
揚げ足取りのようにも、思うのですが・・・。

私は、長崎市長の訴えは、過去と現在と未来の在り方を、きちっと、言われていると思います。ー
Posted by 夢想花夢想花 at 2016年08月10日 11:08
揚げ足取り?

そう来ると思った

間違った文章でも察してくれ

なんての、国際社会で通用しません

ナメんじゃねえ

原爆推進派や、無関心層で多少知識が有る人々にしたら

被害者代表が、この程度の知識か

被爆者や被曝者や日本人は、騙し易い連中だな

とバカにされるだけ

被害者代表、被害都市代表であるならばこそ、原爆被害に対する深い知識を基に、厳正な文章と慎重な発言をする義務があるのです

浅い知識で、この程度で察してくれ!なんて文章は、バカ丸出しと思われて被害者全員がナメられるんです

もしアメリカ政府関係者、特にアメリカ大統領とかがこうした間違い文章を公言したら、即刻ツッコミ攻撃されるでしょうよ

それが国際社会に公言する者の責任です

長崎市長には、その自覚が無かったとしか言えませんな
Posted by いつもの奴 at 2016年08月12日 08:57
いつもの奴さん

切って捨てるような言い方をされずに、順々に、誰もが分かる表現で、ご説明願えないでしょうか?!
Posted by 夢想花夢想花 at 2016年08月12日 22:25
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