2008年08月31日

無言

 伊藤和也さんが、無言の帰国をされました。辛い現実の前には言葉の無力を痛感します。ですが、私には、言葉を並べることぐらいしかできません。    


        無言

伊藤和也さん、無言の帰国
無念、哀切
ご両親の悲しみ 気丈な言葉

今 現実の前に
何を言っても 届かぬ言葉
だけど きっときっと いつか
あなたのお気持ちが 
アフガンから日本へ そして世界に広がって
平和と幸せが 人の当たり前のものになりますよう

アフガンの子どもたちは 忘れない
アフガンの人たちは 忘れない
あなたのお気持ちと あなたの笑顔を
いつかあなたのお気持ちが 
アフガンから日本へ そして世界に広がって
平和と幸せが 人の当たり前のものになりますよう
人の 人の 当たり前のものになりますよう

あなたの無言が きっと限りなく 
人の心に 雄弁に 語りかけますよう




※ 太田和也さん捜索記事のアドレスです。
http://www.j-cast.com/tv/2008/08/28025845.html  

Posted by 夢想花 at 05:40Comments(0)名もなき孤老の訴え
 アメリカでは、民主党大会が始まって、オバマ候補の演説や動向が注目されている。・・・きょうは、ないものねだりだけれど、アメリカの大統領選挙制度が羨ましい~~~!について、理屈っぽいですが、をお送りします。


       直接、選びた~い! 


  民主党オバマ候補 or 共和党マケイン候補・・・どちらが有利? なんてことは、きょうの本題ではありません。アメリカ合衆国大統領選挙の選挙権を持っていない私にとっては、手の届かない遠い世界のことなのです。

  ただ、アメリカの場合、有権者である国民が各州ごとの選挙人を選ぶための投票権を行使する・・・という、あたかも、「間接的」に大統領を選出するようなワン・クッションを置きながら・・・実際は、各州ごとに、有権者の投票数によって大統領候補者が獲得する選挙人の数が決まり、その数によって大統領の当選が決定するという、結果的には 「直接」に大統領を選んでいます。

それに対して、我が日本では、国会の信任を内閣の存立の要件とする「議院内閣制」を採っていて、行政府の長である内閣総理大臣(首相)は、国会議員による選挙で選ばれます。。有権者である国民は、国会議員を選べても、絶対に、首相を、「直接」に選ぶことができません。。。 

  だから、一旦、政権を握った与党は、国民の意思を無視してでも、与党内で首班をたらい回しできる。だから、国民になじみがあろうとなかろうと、支持があろうとなかろうと、違った顔で、与党内の力学というか、与党内のその時の(ご都合主義的な)選考基準で採用されるというか、だから時にはオヨヨっと言いたくなる人物の、民意とは無関係に、いきなり新しい顔の首相をつくることができる。
  だから、極端な例を言えば、これは逆に支持率UPをネラッテのことだけど、超人気なタレントを国会議員に(当選)させて、いきなり国会の指名で首相にする、例えば、TVドラマ「CHANGE」のような夢物語の可能性も、制度上は皆無ではない。だから、今の制度で、キムタク氏は(名前を出してゴメンね)首相になれる。但し、
国民の直接、手の及ばない世界で、首相は誕生する。

それに対してアメリカでは、国民が、直接、大統領選出に“王手”をかけられる。   
 
 “王手”です。日本では、王手をかけられない。イヤな表現ですが、真綿でしか首を締められない。だから、国民が権力者に真綿をかける前に、国民が真綿をかけられる・・・。

  どちらがいいか・・・。私は、直接に、首相を選びたい。もし、そうなら、国民の政治への関心、政治参加は、飛躍的に高まるのではないか?

さらに、アメリカの場合、2大政党である民主党と共和党内部で予備選挙というものを、各州ごとに、延々と続けて、民意を収斂していくし、国民に語る言葉を持たない政治家は、予備選挙で“陶太”される。 だから、歴史に残る名言が、大統領の口から発せられる。 それに対して、日本では、名言があまり意識されていない。名言だけでは政治はできない、とプロの政治家は言うかも知れないけれど・・・。

  日本でも、地方自治体の首長は、直接、住民が選ぶ。だから、語りかける言葉も政治家の印象度も強い。 ないものねだりだけれど、アメリカの大統領選挙がうらやましい~~! 因みに、オバマ候補のスローガンは「CHNGE」。制度さまざま CHANGE していかなければ、日本の未来は危うい。



※ 日本国憲法の次の条文を、ご参照ください。

第6条【天皇の任命権】
(1)天皇は,国会の指名に基いて,内閣総理大臣を任命する。
(2)天皇は,内閣の指名に基いて,最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第67条【内閣総理大臣の指名,衆議院の優越】
(1)内閣総理大臣は,国会議員の中から国会の議決で,これを指名する。この指名は,他のすべての案件に先立つて,これを行ふ。
(2)衆議院と参議院とが異なつた指名の議決をした場合に,法律の定めるところにより,両議院の協議会を開いても意見が一致しないとき,又は衆議院が指名の議決をした後,国会休会中の期間を除いて10日以内に,参議院が,指名の議決をしないときは,衆議院の議決を国会の議決とする。


第68条【国務大臣の任命及び罷免】
(1)内閣総理大臣は,国務大臣を任命する。但し,その過半数は,国会議員の中から選ばなければならない。
(2)内閣総理大臣は,任意に国務大臣を罷免することができる。

第69条【内閣不信任決議】
  内閣は,衆議院で不信任の決議案を可決し,又は信任の決議案を否決したときは,10日以内に衆議院が解散されない限り,総辞職をしなければならない。
  

Posted by 夢想花 at 00:06Comments(0)名もなき孤老の訴え
きょうは、明るくお送りします。

       となりの人間国宝さん

 今、関西テレビで、月亭八光さんや円広志さんが、大阪の街をぶらり(いや、番組が予定して? face02)歩いて、そこで出会う市井の人の中で、生き方が“凄い”であったり、知識や知恵が卓越しているような、「ヨッ! “いぶし銀”」と呼べるような人を、八光さんや円さんが独断で(いや、番組が?)・・・あなたを、となりの「人間国宝」に認定します・・・という内容の番組がある。昨日は、八光さんがぶらり街を歩いていた。そこで八光さんが、出会って人間国宝に認定した人。 

  この人が、凄い。73歳のface05おばさん。派手な衣裳をさらりと着て、社交ダンスに打ち込んでいる。八光さんの質問に答えて、職業は「40年ほど、今も、2トン・トラックの運転手。鉄を運んでいる」ということだった。

  凄い! ご高齢の方の生き方を批評するのも、私、すこし気が引けますが、私の出会ってきたご高齢の方のなかには、肉体的な状況もあろうと思いますが、なにか“限界”をつくって、その中に閉じ籠もろう、いわゆる“枯れた”状態の方がまわりに安心感、みたいな風潮がややアリ、のような気がしていますが、

  このおばさんは、趣味も仕事も衣装も笑顔も、そういう“限界”をさらりと超えて、ちょ~魅力!

・・・こういう“枠”を意識している、夢想花も矛盾してイルかな? だけど、夢想花も、いつまでも、さらりと超えていきたい、が。まわりは、迷惑かな?(こういう配慮が“限界”をつくってしまう?) 人生の“道標”のような、このおばさんに、夢想花、ホント勉強にナリマシタface08ここで、意味不明・ジコマンゾクの5行詩を。これは、あくまで私のせせこましい経験を言ったものです。彼女の生き方は、もっと悠々でした。



  気甲斐性よ 永遠に

ないものねだりに 挑戦し
ないものだらけを 知らされて
それでも挑戦! 
飽きもせず 懲りもせず
懲りたりするかッ! と、自己鞭撻・小さな抵抗

                                  トホホっkao12 


※ 番組HPのアドレスです。
http://www.ktv.co.jp/b/yo-idon/backnumber_ningen.html  

Posted by 夢想花 at 00:18Comments(2)元気印・生きる

2008年08月28日

聖火

 日常の生活に戻って、きのうは、無料の生活情報誌“GOGUY”を各戸配布しました。涼しくて、快調に配れて、読者の方の「楽しみにしてるで~」という声もあって、心地よい疲れ。夕食のビールがうめぇ~~~! ですが・・・。

              聖  火

  こんな調子で、ブログの文を書き始めました。


  日常に戻って、取り戻しつつある風景をちょこっと描写します。まず、川柳もどきからです。

  そうやそやと テレビ面見て しばし懐かし
      日本の首相は 福田さんやと


・・・権力者をからかうようですみません。ですが、こういう軽口をたたける日本は素晴らしい。どこかの国のような、弾圧や抑圧は否定されている。自由な言論・・・もちろん人権は大事にしながらの・・・自由な言論は、社会を活性化させる。皆さん、お互いに、言論の自由を大事にしていきましょう!

・・・と、ここまで書いてきたのですが・・・。
 


ですが、こんな呑気な調子で書いていられない、悲しい事件がアフガニスタンで起こりました。アフガンの支援に従事していた若者の誘拐と最悪の結末。若者の名は、伊藤和也さん、31歳。アフガンの大地に水と緑を与えたいと頑張ってきた若者の善意に対する非情な仕打ち。

  これも現実、あれも現実なのですね。伊藤さんの遺志の一部だけでも、アフガンの子どもたちや人々にかけた夢を、生活のさまざまな場で広げていく。

         松明を人から人へ

・・・胸ひしがれる思いでいつつも、それぞれの生活の場で、様々な場面で、“松明”を、なんとか未来につなげていきたい。伊藤さんの掲げた松明こそ、実は、本当の“聖火”なのかも知れません。 
  

Posted by 夢想花 at 01:50Comments(4)元気印・生きる

2008年08月27日

ぽっかりと空いた穴

何や彼や言っても、北京五輪が終わって、ひとつの軽い虚脱状態。お気楽にオリンピックを見ていた私ですら、そんな状態だから、選手の皆さんや関係者の皆さんは、大変だろう? よい思い出を刻めた人、つらい思い出になってしまった人、一躍“時の人”になってマスコミの取材・テレビ出演でゆっくりと休む時間もない人。人生、いろいろ、思いさまざま。そんな虚脱を、例によって、自己満足の詩(もどき)にまとめました。


  ぽっかりと 空いた

ぽっかりと 空いた穴
ゆっくりと ゆっくりと 埋めていこう

ゆっくりと ゆっくりと
風を 穴に連れて来て
今度は 何色の風が 穴に
      充満していくのかなぁ?
 


         夢想花 65歳 子ども大人face08の詩訳分からん、チョ~恥ズカシェイ~! だけど、今の私の気持ちを、ちょこ表現!

  

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夢想花
 うれぴい! 「インフルエンザ予防絶交仮面の歌」に、曲がつきました~! 
 このブログの2009年6月12日号を見て下さ~い!

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