滋賀県人権教育大会(近江八幡大会)に出席し、中高生の進路保障について話し合いました。
中高生の進路保障
就職差別撤廃共闘会議
企業の人権意識を問う


プロ野球日本シリーズ戦に
感動し過ぎて、ついその話題に成りがちな、
     最近の号ですが、実は、私は、
今週の日曜日に、
滋賀県人権教育大会(近江八幡大会)に
     参加しました。

大会の主題は、
★ 差別の現実から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を
今も、企業の、就職面接試験で、“不適切”な質問がされている・・・!!!


その前日の、NHK 630 滋賀県ニュース では、
県教委の調べによると、

今の時期でも、
企業の就職面接試験で、
受験の高校生に対し、
不適切とされている、質問が
かなりされている!!!
     ということに、驚きと憤りを覚えました。

曰く
君の尊敬する人は、誰?
家族のこと、購読新聞、宗教のこと、等。icon08


今も
人権感覚の乏しい企業は、
働くことや、学ぶことに無関係な、
こんなコト質問しているのか・・・??!!

     ~~~~~~~~~~
昔は、
★母子家庭の子への差別・・・私も、モロにこの差別を受けて
昭和37年の高卒前、6社不合格と成り、その時、京都府巡査だった兄のすすめで、
京都府巡査採用試験を受け、7年間、京都府巡査を拝命しました。
当時は
★採用内定前の身元調査 
★面接試験で・・・家庭環境・支持政党等思想・信条に関わる差別質問 
★会社に提出を求められた「会社指定用紙」に・・・本籍・住所(地図)・家の間取り、親の職業・学歴・年収・続柄・宗教・購読新聞まで記載させられた。
★部落差別、民族差別、女性差別(容姿による差別、結婚したら退職するか? 職場でお茶汲みするか?)

     などが、当然のようにされて居て、
私も高卒前、辛いメに遭いました。


それから7年、昭和44年に
滋賀県 教師になって、
  3年後に成った高教祖の執行委員であった関係で、
就職差別撤廃共闘会議に入り、
  企業にさまざま申し入れをしました。

・・・私の記憶では、1970(昭和45)年頃、
就職差別撤廃共闘会議とは、
滋同教・部落解放同盟・高教組等が中心となって結成され
就職差別をなくす取り組みに、さらに行政も加わって、
滋賀県進路保障推進協議会(略称:進保協)の結成に繫がり、
やがて近畿各府県で、履歴書などに、
近畿高等学校統一書式 が採用されることに
発展していった。

     ~~~~~~~~~~

この取り組みの中で、
働くことや学ぶことに無関係な事柄で、
受験の中学校・高校生が、
苦しめられない体制が、企業の協力もあって、
格段に、前進した
と思って居ましたが、

まだ、平成のこの時期に、
不適切な質問がされている・・・!!!
    びっくり仰天です。

滋賀県人権教育大会会場で、私も、
進路保障の大切さを、マイクを借りて述べ、
旧知の教師の後輩さん達とも出会い、
    中高生の進路保障の大切さを確認しました。

  ~~長くなりますので、次号以下に、続けます。~~
  

いじめによる悲しい事件事象が頻発しています。
        私の人生経験から
    イジメについて、私なりの纏めた考えです。
      いままで、このブログのに触れて来ましたが、
      少し、長く成りますが、
    じっくりと、お読み下さいますようお願いします。m(_ _)m

【子どもの世界のイジメについて】

※イジメ発見の端緒
(問)もし、あなたが学校の教職員なら、どう思われますか?
① 学校で、昼休みに、職員室の前を、
一人の生徒が、ジュース瓶を持ってウロウロして居ます。
↓↓
★ その生徒は、買わされているか? 
使い(パシリ)をさせられているか?

② 階段を、子どもAが、子どもBを背負って、
昇ったり降りたりしています。
★AとBの上下関係が、いつも同じか?
★それを、別の子どもC、D、E、Fが見て居た場合、
↓↓
Aを見下したグループが出来て、
恒常的にAをいちびり始めて、
イジメのグループが出来て、
グループによるイジメが恒常化
する
危険性もあります。

③ 放課後、道端で、一人の子どもに、
 数人がからかったり暴力を振るってる場合、
 地域社会の大人はよく観察して注意したり、
 声をかけたり、
 その場合は、学校にこういうことがあった
 と、報告・連絡・相談をして下さい。
 イジメは、学校の教職員だけでは、無くな
 りませんし、発見できません。
 地域社会の大人の協力が、不可欠です。

 イジメてる子が、イジメられてる子に言う
 常套語は、
 冗談やがな、友だちやろう?!
 そして、イジメられてる子に、たまに、
 優しい言葉をかける。
 イジメられてる子は、それが嬉しくて辛抱
 する【DVに似た構造、です。】
 また、自分のプライドもあって、
 親や近所の大人に知られたくない、
 学校の先生にチクるのはイヤだ、
 という思いで、
 益々、イジメられてる事を、
 自己の内に籠めて、益々、悪循環し、
 挙げ句、不登校状態に成るか、
 相手に復讐するか、
 最悪の場合自死する事もあり得ます。



 イジメる側の子も、
 イジメられる奴が悪い、とか、
 イジメなければ、自分がイジメらるれる、
 人をおちょくるのは面白い、とかの理由で、
 イジメ行為を加速して行きます。

④ 学校の先生の前では、“良い子”を演じる可能性も大きく、
先生も、クラス内で、元気の良い子に眼が行きがちで、
さらに、学校の教職員集団で、
平素から、協議が、緊密に行われていない場合、
教職員集団内部で、イジメに関する感覚が磨かれず、
子どもの世界のイジメを、見逃しがちに成る。また、
権力機構の上からの統制が強く、
教職員は昼夜を問わず、また
土日祝日もクラブ指導に忙殺され、
    ブラック産業化しているかもと、懸念し
モンスターペアレントへの気遣い、また、
子どもたちの脅し、等に因り、
個々の教職員のイジメ対応への指導が及び腰に成り、
ますます、
イジメを、結果的に放置する危険性も増大化しかねない。
また、かつては、教職員組合も強く、
教職員組合の活動を通して、
上からの過度の権力統制に異議を唱え、
組合内部の研修会によって、人権・イジメへの感性を磨き合った。
また、地域社会の各種団体や、大人達との連携も頻繁にあり、
学校と地域社会との連携も進んだ。
しかし、近年は、教職員の組合加入率も下がり、
結果的に、イジメへの対応も、弱化 して来ている。

⑤ イジメる子も、様々なストレス・課題を抱えている場合も多く、
じっくり話すと、涙を流して、自己の行為を反省することも、あります。

⑥ 教師が、まず、自分の責任を認めて、
イジメられている子と親に話し、次に、
イジメる子と親に話し、
両者を引き合わせてイジメ問題を解決する。

⑦ 人間は、本来、イジメをする、しがちな動物です。
イジメの窮極は、 暴力を揮っての戦争・殺戮そして抑圧です。

生き抜くために、暴力で相手を押さえ付け、
1651年、イギリスの哲学者トマス・ホッブズは、その著「リヴァイアサン」で、
自然状態にあっては、万人の万人による闘争状態が生まれ、
の中で、弱者の命と人生が蹂躙されました。


これを放置したら、自分自身も危うい!
と言うことから、 『社会契約説』や
『人権思想』や
『民主主義思想』が生まれ、
それらの考えが、
市民革命や社会運動で、
世界の大きな“潮流”に成って来ました。

こういう理性的なことを踏まえた人は、
大人であれ、子どもであれ、
他者に、イヤなことしたとしても、
ある程度のところで、自分の行為を【抑制】しますが、

そういう、
理性がまだ不十分な人は、
まわりの雰囲気に乗って、
面白がって、
他者をいたぶって、
力による【上下関係】を作っていきます。


加害の方は、たまに、
被害の方に“優しい言葉”を懸けたりする!
被害の方は、それが、妙に嬉しくて、
また、親に心配掛けたくない。
自分自身のプライドのために、
親にも言わず【平気な顔】を“装って”対応して、
ますます、【土壺】にハマっていく!!!

イジメは、
そういう【構造】を持っているのでは、
      ないでしょうか?!
それを、糺していく為にも、
学校の教職員や
地域社会の大人の眼差し、
さらにマスメディアの反省が、
不可欠なのではないでしょうか?!

⑦ 逆説的に言うと、
人間は、苛められて鍛えられ、
優しさを身につける事も多く、
イジメで自死を選ぶのでは無く、
人間的成長のバネに成ることもあります。
  


以上、イジメについて、特に、子どもの世界のイジメについて、
  高卒前の母子家庭による企業の就職差別に遭った事、
  高卒後、7年間の巡査時代に学んだ事、
  40年余の教員生活で経験して来た事、
  教員生活時に、部落差別・人権問題学習で学んだ事、を基に、
  イジメ問題、その解決について、縷々、述べました。
  
★ 昭和40年代、部落差別を苦に自殺した女子高生、
★ そして、
今も、イジメを苦にして、辛い選択をする子どもも大人も居ます。
特に、近年は、
ネットへの投稿等によって、深刻化しています。

★ 今の、テレビ番組や、お笑い芸で、
他者、特に社会的弱者を、からかう風潮がかなり有り、
その時に、発せられた言葉や行為の数々が、
イジメの技に使われている現実にも、きちんと向き合う必要があります。

テレビ番組や、お笑い芸で、
他者、特に社会的弱者を、からかう風潮が有り、
その時に、
発せられた言葉や行為の数々は、人々の人権感覚を麻痺させ、
人間蔑視の風潮を加速するのではないでしょうか?! 

  重複する点もありますがお汲み取りお願いします。

※ イジメについて、このブログで触れた号です。
            クリックお願いします。m(_ _)m
http://poeny.shiga-saku.net/search.php?csrf=99f4a3be554e5b3cdeb8db3f3f34214a042d7e8f&search=%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A1
  

 
    私ごとで、寂しい話題で恐縮ですが・・・

昨夜、高校部落研の顧問連の仲間から
顧問のT先生の訃報を伝える電話がありました。

吃驚しましたし、私も含めて、
お互い、そういう年頃なのだ!
と、改めて、感じて、寂しさが募りました。



私が、滋賀県の高校教師を拝命したのが、
1974(昭和44)年でした。

当時は、部落差別や民族差別、
職業差別、
家庭環境等による就職差別、
容姿による就職差別や、
女性差別が厳しく、
思想・信条に因る差別が、
当然のようにされていて、


昭和37年に高卒前の私もそうでしたが、
1970年代に入っても、
多くの高校生や中学生が、
本人の責任でないことで、
就職差別や、
進学するチャンスも奪われていました。


私は、教師になって、
間もなく、
高校部落研活動、社会問題研究会、
高校生の集い、
それを支える教師たちの顧問連、
高校生の自主活動全体を支える教職員組合、
に関わり、
これらの組織が手を結んで、
不当な差別に立ち向かう闘いや実践を重ねていきました。


T先生は、その一翼として、
長く、誠実に、活動されました。
その先生がお亡くなりになった・・・!!!


人間の宿命、
と言えばそれまでですが、
先生の
ややかすれ声の話し方・笑顔が、
今もくっきりと、
蘇って来ます。


寂しいけど、先生のご意志を継いで、
貧困や差別に苦しむ子どもたちへ、光を・・・!!!

このことに、向かって、
健在な仲間と手を組んで、
さらに、一層、努力していきましょう!!!

と、思いが行き交っています。


 ~~~~~~~~~~~
「高校部落研や高校生への差別」に関わって、記述した
このブログの記事です。

http://poeny.shiga-saku.net/search.php?csrf=7df267168171e4250cea957afaca89527c644acf&search=%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%83%A8%E8%90%BD%E7%A0%94

  

昨日、NHK 630 滋賀県ニュース では、
県教委の調べによると、

今の時期でも、
企業の就職面接試験で、
受験の高校生に対し、
不適切とされている、質問が
かなりされている!!!
ということに、驚きと憤りを覚えました。

曰く
君の尊敬する人は、誰?
家族のこと、購読新聞、宗教のこと、等。icon08


今も、こんなコト聞いてる、のか・・・??!!

     ~~~~~~~~~~
昔は、
★母子家庭の子への差別 ★採用内定前の身元調査 
★面接試験で・・・家庭環境・支持政党等思想・信条に関わる差別質問 
★会社に提出を求められた「会社指定用紙」に・・・本籍・住所(地図)・家の間取り、親の職業・学歴・年収・続柄・宗教・購読新聞まで記載させられた。
★部落差別、民族差別、女性差別(容姿による差別、結婚退職)

が当然のようにされて居て、私も高卒時6社不合格の目に遭いました。


教師になって、高教祖の執行委員であった関係で、
就職差別撤廃共闘会議に入り、企業にさまざま申し入れをしました。
・・・私の記憶では、1970年頃、
滋同教・部落解放同盟・高教組などが中心となって結成された。
就職差別をなくす取り組みに、さらに行政も加わって、
滋賀県進路保障推進協議会(略称:進保協)の結成に繫がり、
やがて近畿各府県で、履歴書などに、
近畿高等学校統一書式 が採用
されることに
発展していった。

     ~~~~~~~~~~

この取り組みの中で、
働くことや学ぶことに無関係な事柄で、
受験の中学校・高校生が、
苦しめられない体制が、企業の協力もあって、
格段に、前進した

と思って居ましたが、

まだ、平成のこの時期に、
不適切な質問がされている・・・!!!


このブログでも、
皆さまにお知らせをし、
関係諸機関に、
改善の方策を求めたい!!!

      と、願って、アップさせて頂きました。(>_<)
  

  気張って準備もしたので、日が明けても、ちょっとした虚脱感が続いています。重大なニュースが目白押しなのに、昨夜のある地での人権研修講演会、キーボードを持って、演奏・歌入りで講演すべきところ、1時間10分ほど、話に次ぐ話・・・受講者の方は、辟易されたかと懸念してましたが、分かりやすかった、先生の気持ちはよく分かった! と好評さくさく(?笑)、その余韻から、私の小さな脳の容量は満杯、国の仕組みへの怒りもヒートアップkao_01iconN04



   今、新たな人権侵害!
  主権者として、
  日本の現状・未来に眼を向けていきましょう!!!



開演前に、キーボード演奏、
得意中の得意、参加の皆さまの懐かしの曲
♪愛の讃歌♪ ♪なごり雪♪ ♪神田川♪
♪母さんの歌♪
 を暗譜で演奏、
♪小さな木の実♪ の途中で、開演になりました。

開演して、
「喜多郷土」への願いを持って、
地域社会づくりに励まれているお土地柄
。。。
60人ほどの大人の方、
私の言葉の一つひとつを聴いて下さっている!

前半は、
主として「戦後の人権状況の変化」、
「就職差別」で多くの若者が泣いてきたこと」と
         「それを無くす」取り組みについて、
後半は、
先日、ある高校で生徒さん向け人権研修
・・・これを大人側として、どう受け止めるか
・・・の原稿を基にお話ししました。


1時間10分ほど、話に次ぐ話
お節介の復権、老壮青の交流、
若者の居つける街造り、
子どもたちへの声懸け、


できるだけ、早口にならないよう、
気をつけて、ゆっくりシャベリマシタ!


幸せへの道・・・
     恨みの【し返し】より、
     愛の【恩返し】を!!!

子どもたちが
“恩返し”したくなる社会と国を造っていきましょう!



とご提案して、
さらに、今、人権問題の新しい様相・・・新たな「非人化政策」

働くことすら難しい、少し先の見通しすら立たないワーーキング・プアー 貧困の世代間連鎖
 「規制緩和」「経済のグローバル化」「商品価格の安さ競争」の波の中で、労働者にしわ寄せ!

    こうした波の中で、経済格差の拡大と
いわゆる「勝ち組」に都合のよい仕組み



いま、労働運動・社会運動の衰退→→経済弱者に手を差し伸べる組織・団体がぐっと減ってしまった!
いま、日本人の経済階層は、(私の、分析では、概ね)
① 金力・権力の真っ只中に居る人たち
② ある程度資産を持って、自分の楽しみの世界だけに閉じ籠もっている人たち
③ 昔ながらの、子どもたちにも声をかける、“お節介”なおばちゃん・おっちゃんたち
④ 年金も、賃金も低く、その日の生活に追われている人たち
今、日本の仕組みを造ったり、利用しているのは
         ①と②の層の人たち
自分たちに都合のよい“仕組み”を造って、
 我が世の春を謳歌している現状がアル!
 
 


主権者として、
まわりの老壮青年・子どもたちに眼を配り、
日本の現状・未来に眼を向けていきましょう!!!


孤立・孤独に苦しんでいる人はいないか?!
「音ド♪端会議」も、そのメッセージを持って、活動しています。
他、各自治会で、
見守り隊の結成! 手を差し伸べ合う地域社会!
子育て支援の取り組み!
などをご提起して、

最後に、
仙台の中学生たちの合唱曲 
♪あすという日が♪ 
CD伴奏で歌って、
被災地復興支援のためにCD購入をお勧めして、
時間の終了。

旧知の熟年女性が、Zテレビ見たで、ヨカッタよ、と言って下さったり、
25歳新任校の時の教え子さん、今は地元貢献おっちゃんにも出会えて、
懐かしい夜でしたkao_01
有り難うございます。

そして、
日が明けても、私の脳はヒートアップ!
しばらく、クールダウンするまで、
    私の脳は、満杯、クールダウンするお時間をkao12!  

Posted by 夢想花 at 15:48Comments(0)イジメ・虐待問題
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 うれぴい! 「インフルエンザ予防絶交仮面の歌」に、曲がつきました~! 
 このブログの2009年6月12日号を見て下さ~い!

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