2007年12月29日

贅沢のツケ

  けさABCテレビで確か題名は「異変列島」だったと思うが、地球温暖化問題を取り上げ、次のような、地球の異変を報せていた。
① 海のサンゴが、海水の温度上昇と海の汚染のために、大量に死んで「白化」していっていること
② 海面が上昇し、太平洋の小さな島国である「ツバル」がまさに水没の危機に瀕していること
③ 世界中で気候変動が激しくなり、乾燥と集中豪雨が頻発してること。
  乾燥は砂漠化を促し、中国でも家畜の放牧による草の食べ尽くしに乾燥が加わって、砂漠化が急速に進み、その砂(黄砂)が風で日本に運ばれ、しかも途中の工業地域での排ガスに含まれている硫黄酸化物や窒素酸化物を拾って、日本には有害な物質をまき散ら していること。
集中豪雨により、自然災害に弱い都市等の生活基盤を失わせる事態が頻発していること
④ 熱帯に住む蚊の生息地域が北上し、そのため、すぐ隣の台湾にも、蚊が媒介する「デング熱」の感染が近年見られるようになったこと。
等々であった。

  それを克服する方策として
ア) 省資源・省エネルギーへの努力と対策、化石燃料を燃やさない新エネルギーの開発
イ) 木を植え、森林面積を増やして、二酸化炭素を吸収する
ウ) 二酸化炭素を地中や海底に埋め込む技術の開発
等が報じられていた。また、イギリスのニューカッスル市では、二酸化炭素の削減について、行政と市民があげての取り組みも報じていた。

  私は、途中からこの番組を見出して、その衝撃的な内容に釘付けになってしまった。私たち人類は、ひたすら物質的な豊かさを求めて頑張ってきた。その結果として、私たちは地球から過剰に資源を取り、加工して使い、過剰にその結果物を排出して
生活している。特に、先進国にいる私たちは、地球上の誰かに贅沢三昧のツケを払わせ、なによりも次の世代の子どもたちや孫たちや子々孫々の「生きる権利」を奪おうとしている。
  何ができるのか・・・どうすれば地球とうまくつきあえるのか・・・数年前のNHKスペシャルで

       【豊かからず貧しからず】

をキーワードとする生き方が地球を救い人類を救う道であると主張していた。

  このブログを書く私も贅沢な生活に慣れ切って、無力の淵に居るままに、「地球の危機」を叫んでいる。贅沢と無力を自覚しながらも敢えてできることはなにかとの思いから、取り上げた。「次なる世代への植民地主義」・・・私たちの贅沢のツケを子々孫々に払わせていいのか・・・!!?? 齢64の私は、自問自答し心痛めている。

  

Posted by 夢想花 at 23:22Comments(0)自然・宇宙・環境問題
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