2008年05月12日

まぶたの母

 昨日の「母の日」の朝、テレビで、長谷川伸原作の演劇『瞼の母』を演出している渡辺えりさんが、出演していました。私の子ども時代、『瞼の母』は、映画館で立ち見が出るほど流行っていて、私も、感涙にむせびながら見ていました。


     お母ちゃんが いっぱい
           お節介の『復権』を・・・

 渡辺えりさんは、次のように、言います。

 世の中には、お母さんは、いっぱいいる。本当のお母さんだけでなく、子どもたちを心配して、声をかけたり、世話をしてくれるお母さんが、いっぱいいる。その時には、気づかなくても、ああ、あとからあのおばちゃんやおじちゃんの親切が、今の私を造ってくれたんだ・・・   と。

 テレビをぱっと観ての記憶ですので、細かい部分は違うかも知れませんけど、大きくはこういう趣旨の発言でした。私も、全面的に同感!


 私の心や体内には、記憶は定かでないけれど、今まで出会ってきた人たち、目にもしていない人たちの、有形無形の私への関与や働きかけが、いっぱい、詰まっています。そして、私も、誰か、どこかの人たちの心や体に、影響を与えています(・・・のはずです)。

 今、日本の社会では、ともすれば、敬遠もしくは嫌悪されがちな「お節介」。人間、お互いに、お節介だからこそ、進化してきたし、生きていけるのではアリマセンカ? そんなことを考えさせられる、渡辺エリさんの、「母の日」の言葉でした。

  

Posted by 夢想花 at 00:51Comments(0)青年と子どもたちに
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