久し振りの我が家の犬情報です。
我が家歴17年
犬虚空を掴もうと・・・
3日ほど前の深夜、私がパソコンをいじって、また寝ようかな、と思って、パソコンを閉め、電気を消して、2階の部屋に向かうべく、階段を上がりつつある時、階下で、何か物音がしました。何かな、と思って降りると、静かに寝ていたはずの我が家の犬が、床に横になったまま、手足をバタバタさせているのです。因みに、我が家歴17年の犬は、本来は家の外に居があるのですが、ここ半年ぐらいは、老衰で極度に弱ったため、家の入り口入ったところで、寝起きさせています。夜はオムツをして、半介護状態です。
で、我が家の犬は、手足を、まるで虚空を切ったように、空転(? 「バタバタ」の表現が難しい)させ、見ると少し、モドしているようです。目も定かでない。「どない、したんや?」・・・私の声も上ずって、犬に声をかけるのですが、いつもなら、振ってくれるシッポも振らずに、反応も、ない。これは、ヤバイ。こう判断した私は、妻を、急遽、起こしました。
二人で、犬を見守り、いよいよ最後のときかな、動物病院へ行くにも深夜だし、救急車もないし、犬に声をかけ、頭をなで、私は、今までのサマザマなことを反省して、「ゴメンな」と謝りました。1時間半ほど、吐瀉物で濡れた床を拭いたり、犬を抱かえて家の外に出しておシッコさせようとしたり・・・外へ出たとき、その夜は満月で、月光を写す犬の“黒い瞳”は本当に美しかった・・・、口に水を含ませようとしたり、どうやら人間の手で頭を起こしたら少し楽みたい、・・・そうこうしていたでしょうか。妻が、「お父さんは、あした仕事やし、寝」と言いますので、「何かありそうになったら、起こしてヤ」と頼んで、2階の部屋に行きました。
朝5時半頃に起きて、1階に降りて、犬の様子を見ますと、ピクリともせずに横たわっています。よくよく見ると、すこし腹が動いている。呼吸は、している!!!。
そうして、朝を迎えました。妻と私の見立てでは、どうやら、妻が犬が欲しがるので、ドッグフードを寝る前に少しやったのが、胃で耐えきれなかったのかな、それと、日中の暑さのため、少し、熱中症状態になったのかな、という結論になりました。
あれ以後、相変わらずヨロヨロ歩くし、食欲はあるし、すっかり吠えない「歌を忘れた犬」状態ではありますけれど、あの深夜劇は何だったのだろうと思う状態で、ここ2日ほど過ごしています。ですが、ほとんど屋内犬・半介護状態は、続いています。犬の生命力に感動、私たちも、犬を通して、生と死の境界線らしきものを垣間見させて頂きました。お騒がせの一節、おつきあい、有り難うございました。 ここで、下手な自己満足一句と一首。
空切れど 初夏の夜長の 犬の意地
月光を 瞳(め)に宿らせて 老いし犬
ただひたむきに 生きて見つめて
我が家歴17年
犬虚空を掴もうと・・・
3日ほど前の深夜、私がパソコンをいじって、また寝ようかな、と思って、パソコンを閉め、電気を消して、2階の部屋に向かうべく、階段を上がりつつある時、階下で、何か物音がしました。何かな、と思って降りると、静かに寝ていたはずの我が家の犬が、床に横になったまま、手足をバタバタさせているのです。因みに、我が家歴17年の犬は、本来は家の外に居があるのですが、ここ半年ぐらいは、老衰で極度に弱ったため、家の入り口入ったところで、寝起きさせています。夜はオムツをして、半介護状態です。
で、我が家の犬は、手足を、まるで虚空を切ったように、空転(? 「バタバタ」の表現が難しい)させ、見ると少し、モドしているようです。目も定かでない。「どない、したんや?」・・・私の声も上ずって、犬に声をかけるのですが、いつもなら、振ってくれるシッポも振らずに、反応も、ない。これは、ヤバイ。こう判断した私は、妻を、急遽、起こしました。
二人で、犬を見守り、いよいよ最後のときかな、動物病院へ行くにも深夜だし、救急車もないし、犬に声をかけ、頭をなで、私は、今までのサマザマなことを反省して、「ゴメンな」と謝りました。1時間半ほど、吐瀉物で濡れた床を拭いたり、犬を抱かえて家の外に出しておシッコさせようとしたり・・・外へ出たとき、その夜は満月で、月光を写す犬の“黒い瞳”は本当に美しかった・・・、口に水を含ませようとしたり、どうやら人間の手で頭を起こしたら少し楽みたい、・・・そうこうしていたでしょうか。妻が、「お父さんは、あした仕事やし、寝」と言いますので、「何かありそうになったら、起こしてヤ」と頼んで、2階の部屋に行きました。
朝5時半頃に起きて、1階に降りて、犬の様子を見ますと、ピクリともせずに横たわっています。よくよく見ると、すこし腹が動いている。呼吸は、している!!!。
そうして、朝を迎えました。妻と私の見立てでは、どうやら、妻が犬が欲しがるので、ドッグフードを寝る前に少しやったのが、胃で耐えきれなかったのかな、それと、日中の暑さのため、少し、熱中症状態になったのかな、という結論になりました。
あれ以後、相変わらずヨロヨロ歩くし、食欲はあるし、すっかり吠えない「歌を忘れた犬」状態ではありますけれど、あの深夜劇は何だったのだろうと思う状態で、ここ2日ほど過ごしています。ですが、ほとんど屋内犬・半介護状態は、続いています。犬の生命力に感動、私たちも、犬を通して、生と死の境界線らしきものを垣間見させて頂きました。お騒がせの一節、おつきあい、有り難うございました。 ここで、下手な自己満足一句と一首。
空切れど 初夏の夜長の 犬の意地
月光を 瞳(め)に宿らせて 老いし犬
ただひたむきに 生きて見つめて