琴欧洲が、大相撲で優勝しました。ブルガリアから、単身、来日。長い、ながい苦労の末に、勝ち得た優勝。お父さんが、応援に来ていました。
琴欧洲、初優勝!
優勝決定後の親子の抱擁。「親孝行」・・・今、日本では、語られづらくなった“親孝行”の3文字を、欧州から来た青年が、私たちの眼前に、運んできてくれました。彼は、元レスリング選手。欧州ジュニア王者にまで なったが、家族を支えるために19歳で来日したそうな・・・。彼は、インタビュウアーの質問に答えて「やっと掴んだ」と答えます。 “苦労”“辛抱”・・・日本では、使われることの少なくなった言葉をも、彷彿させる彼。国際化の進む大相撲。だけど、一方で、日本人が忘れつつあるものを、逆に、多くの外国人力士が体現しているようです。 だけど、やっぱり、大相撲は、ドラマやねぇ。口惜しさも、悲しみも、喜びも、凝縮して見せてくれるドラマですねぇ、おめでとう、琴欧洲関!!!
【蛇足? 補足? 郷愁?】 私の小学生から中学生の頃は、横綱千代の山、鏡里、吉葉山、栃若時代。誰が早かったか、後だったか、私の記憶が曖昧で、その順番は定かではないですが、とりわけ栃若の技の応酬に興奮し、地面に石ころや釘で土俵の円を描いて、その上で、連れの悪ガキと相撲取るのが、日課でした。当時の楽しみは、相撲とセカンド・ベースなしの三角ベースの野球。グローブは、素手や紙で作ったもの。それでボールを受ました。相撲に話を戻しますと、栃錦が、なぜか好きで、その加減で、彼が所属していた春日野部屋が好きで、だから後に大関になった栃光の押し相撲も、小兵横綱栃ノ海の業師ぶりも好きでした。私の得意技は、押しと、どういう訳か出し投げ。だけど、よく負けた。友だちの中には、鎖骨を折ってもなお、相撲をしていた人もありました。それに大相撲をやめてプロレスに転向した力道山に、興奮しまくりました。以後、柏鵬時代、玉の海、千代の富士、最近では若貴時代。歌は世に連れ、世は歌に連れ。と同じく、お相撲さんも、世の光陰を、強く、彩っていました。昔は、「故郷に錦を飾る」というのが、他郷へ志を持って働きに出る青年の大きなモティべーションだったのですが、それも、朝青龍や白鳳、琴欧洲関などによって体現されているようです。「気は優しくて力持ち」・・・漂流している日本の“男の子”像の復活が、少しは、アッテモイイのじゃないでしょうか、と、ノスタルジーする私でした。
※ なお、この文は、あくまで、相撲の一ファンとして、私の情緒的な記憶というか印象を基に書いた文でありますので、時間の前後が不確かで、また触れていない力士も多くいます、という前提で、お読みくださいますよう・・・。文中の力士から、少年から大人になってからも、私が夢をもらってきたように、本来、大相撲は、夢を与えるものであって欲しい。
ここで、“勇み足”気味の詩(もどき)を・・・。
土 俵
人生の 光陰織りなす 大相撲
負けるも 勝つも 繰り返してきた挑戦の末
土俵に浸みる 汗 涙 そして 夢
琴欧洲、初優勝!
優勝決定後の親子の抱擁。「親孝行」・・・今、日本では、語られづらくなった“親孝行”の3文字を、欧州から来た青年が、私たちの眼前に、運んできてくれました。彼は、元レスリング選手。欧州ジュニア王者にまで なったが、家族を支えるために19歳で来日したそうな・・・。彼は、インタビュウアーの質問に答えて「やっと掴んだ」と答えます。 “苦労”“辛抱”・・・日本では、使われることの少なくなった言葉をも、彷彿させる彼。国際化の進む大相撲。だけど、一方で、日本人が忘れつつあるものを、逆に、多くの外国人力士が体現しているようです。 だけど、やっぱり、大相撲は、ドラマやねぇ。口惜しさも、悲しみも、喜びも、凝縮して見せてくれるドラマですねぇ、おめでとう、琴欧洲関!!!
【蛇足? 補足? 郷愁?】 私の小学生から中学生の頃は、横綱千代の山、鏡里、吉葉山、栃若時代。誰が早かったか、後だったか、私の記憶が曖昧で、その順番は定かではないですが、とりわけ栃若の技の応酬に興奮し、地面に石ころや釘で土俵の円を描いて、その上で、連れの悪ガキと相撲取るのが、日課でした。当時の楽しみは、相撲とセカンド・ベースなしの三角ベースの野球。グローブは、素手や紙で作ったもの。それでボールを受ました。相撲に話を戻しますと、栃錦が、なぜか好きで、その加減で、彼が所属していた春日野部屋が好きで、だから後に大関になった栃光の押し相撲も、小兵横綱栃ノ海の業師ぶりも好きでした。私の得意技は、押しと、どういう訳か出し投げ。だけど、よく負けた。友だちの中には、鎖骨を折ってもなお、相撲をしていた人もありました。それに大相撲をやめてプロレスに転向した力道山に、興奮しまくりました。以後、柏鵬時代、玉の海、千代の富士、最近では若貴時代。歌は世に連れ、世は歌に連れ。と同じく、お相撲さんも、世の光陰を、強く、彩っていました。昔は、「故郷に錦を飾る」というのが、他郷へ志を持って働きに出る青年の大きなモティべーションだったのですが、それも、朝青龍や白鳳、琴欧洲関などによって体現されているようです。「気は優しくて力持ち」・・・漂流している日本の“男の子”像の復活が、少しは、アッテモイイのじゃないでしょうか、と、ノスタルジーする私でした。
※ なお、この文は、あくまで、相撲の一ファンとして、私の情緒的な記憶というか印象を基に書いた文でありますので、時間の前後が不確かで、また触れていない力士も多くいます、という前提で、お読みくださいますよう・・・。文中の力士から、少年から大人になってからも、私が夢をもらってきたように、本来、大相撲は、夢を与えるものであって欲しい。
ここで、“勇み足”気味の詩(もどき)を・・・。
土 俵
人生の 光陰織りなす 大相撲
負けるも 勝つも 繰り返してきた挑戦の末
土俵に浸みる 汗 涙 そして 夢