けっこうテレビっ子(子っエっ!face08?)の私が、感じたことをお送りします。                         (文中、敬称略)

      夢 そして 挑戦 


テレビを見てうれしかったこと。
それは、歌舞伎役者市川春猿の活躍
彼は 子どもの頃から、祖母に連れられ歌舞伎を見て
歌舞伎大好き人間だった・・・
そして、裸一貫から
           身を起こした板東玉三郎に憧れ
やがて、彼は、歌舞伎の道を志し
     高校を中退して、
     歌舞伎俳優養成所(注 *)に入ってく
歌舞伎の伝統的作法を学び
やがて市川猿之助に弟子入りし
やがて、歌舞伎の舞台に立ち
主役を演じ
女形として地歩を築いてきた

いわゆる「名門」の出でもなく
裸一貫飛び込んだ世界で、彼は夢を羽ばたかせる
歌舞伎界は、
  いわゆる名門出身者が幅きかせる封建的世界
かつて、梨園に無縁の多くの若者が、
     無念の涙を飲んだ場所
昭和30年代、
 一世を風靡した映画スター市川雷蔵もそうだった。

市川春猿・・・今、彼は、
 梨園に無縁の歌舞伎を志す若者の「希望の星」
どうか頑張って、
   身分制封建的な世界に少しでも穴をあけて

市川春猿・・・今、彼は、
   しなやかにしたたかに妖艶な女形を演じてる




* 歌舞伎という、非常に閉鎖的な伝統芸能の世界で、一般の人がプロを目指そうとすると、日本芸術文化振興会が主宰し、国立劇場に付属する「伝統芸能伝承者養成所」に入るしか道がない。歌舞伎の伝統を守るためには“世襲”というものに依拠
する必要もあるのかも知れませんが、一方では、夢抱き門をたたく若者には厳しい社会でもあるのです。

   詳しくは、次のアドレスをクリックして下さい。
   http://www.13hw.com/job/02_07_03.html

※ 私は、かねがね、日本の国には、本当の意味で、日本国憲法第22条に規定されている「職業選択の自由」があるのだろうか、ということに疑問を持っています。家柄や親の経済力や社会的地位によって、チャンスを多く与えられている人とチャンスに恵まれない人との間に、大きな格差があります。歌舞伎のような伝統芸能の場合は、伝統を守るため逆にその家に生まれたら「職業選択の自由」がないという主張はある程度理解できますが、別に「世襲」でなくてもよい仕事にも、事実上、「世襲」の人の方が圧倒的に有利なチャンスを得ている職業の例は結構あります。本人の意欲や能力や適性についての合理的判断のもとに選別されるならともかく、本人の責任でない事柄で実質的に職業を選ぶ自由が奪われている、若者や子どもたちそして大人も苦しんでいる・・・こういった状況に目を向け、より公正で公平な社会を、次世代の人たちに申し送っていきたい・・・春猿さんは、自分の夢を大事にし追い求めていくことが、結果的に、既存の体質に挑戦していくことになっているのでしょうが、私は、春猿さんはじめ歌舞伎の世界で、伝統を守ろうとする人たちにも思いを致しつつ、その中で、呻吟し頑張る人たちの行動にすごく感動したのです。

 なお、板東玉三郎さんについては、次のアドレスをクリックしてください。彼の軌跡が書かれていますが、すごく勇気と歌舞伎への知識が与えられます。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E6%9D%B1%E7%8E%89%E4%B8%89%E9%83%8E_(5%E4%BB%A3%E7%9B%AE)
 
 「梨園」についての見方については、次のアドレスをクリックしてください。
http://www2.rosenet.ne.jp/~spa/kabuki/html/ess/ess010.html

  

Posted by 夢想花 at 02:42Comments(0)共感・頑張って!
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