この記事は、昨日に書いたものです。我が家の犬の記述は、このブログの12月27日と今年の2月10日と2月16日号に載せていますので、よかったらご参照ください。
背を丸め 凌ぎしのいで・・・
今朝起きて、階下に降りて、出勤の準備をする。まだ薄暗い。いつもは、人の気配にゴソゴソと起きてくる我が家の犬の動く気配がない。我が家歴16年の老犬は大丈夫かな、と思いつつ、起こしたら可哀想、というより、おしっこだ、エサだ、とうるさいから、そうっと、犬を起こさないよう出勤の準備をする。だが、ドアーの向こうで寝ている犬の音が、何も聞こえない。ドアーのガラス越しに犬を見るも、背を丸めて寝ている。呼吸の証としてのお腹が動いているかどうか、も窓越しには分からない。
寝ているのだろうか、それとも・・・・・・。不吉な連想まで始める。やがて、しばらくして、ゴソゴソという音がして、犬の始動。「エル、おしっこか?」・・・そういって、犬を表へ誘導する。
足がよろよろ、かつて女の子なのに野太い声でしつこいほど鳴いていた面影はない。「クー」という鳴き声もない。よろよろ歩いて、庭に、おしっこし、すぐ家の中に入れてくれろ、とばかりに玄関の扉のところまで戻ってくる。
まだ、食べ物の執着は残っている。だが、以前ほど、ガツガツとは食べない。だが、目の光はしっかりとしている。この冬の寒い時期を凌ぎつつあるエル。
もっと温かくなったら、リハビリだよ。身近な人間には、この冬、いろいろあったけど、エル、少しずつ、
リハビリだよ。すっかり痩せて、だが、もう一度、「筋肉」をつけて、カムバックしようエル
。
さまざまに、思いがよぎる、まさに、春の入り口にさしかかろうとする朝の瞬間でした。
背を丸め 凌ぎしのいで 寒過ぎる

生きて生き 執着見せよ わが分身
老犬の寝息 耳そばだてる
ご飯食べ 当たり前のこと ひとしおに
うれし生きてる 春の入り口












背を丸め 凌ぎしのいで 寒過ぎる


生きて生き 執着見せよ わが分身
老犬の寝息 耳そばだてる

ご飯食べ 当たり前のこと ひとしおに
うれし生きてる 春の入り口

